ハッキリしませんなぁ・・・
何か今週は”もっさり”感が拭えませんなぁ・・・こういう時は”一般的”に考えるのがもっぱらシックリきます。まず、ココに来て景気底打ちというシナリオが先行していますがコレ実体とは甚だかけ離れていると言うか、含みにもならないのですな。何故って?世界で最大にして大規模な企業の倒産を事実認めながら、懸命に世間を刺激しないように報道メディアはソソッとしか報道しません。NHKなんかその典型。こういうの経済政策論という教科の中では、経済政策の一環で報道抑制と言います。(省エネを推進したエコの報道とか、青少年の事故抑制を配慮した交通事故なんかが典型例)連邦破産法を申請した日は、GM破産はおろか交通事故で3人が巻き添えになった事故等をアピールして注意をそらそうと懸命です。----------決して”倒産”って良いニュースではない上に、この期の決算は約3兆円に届こうかと言う大赤字をしょって倒れたGM。今朝の報道では、かのオバマ氏はGMは一服つけて中東へ。なんて行っているけど、実際の現実問題としてこのGMの破産がどこまで社会に影響を及ぼすか全くの未知数なんですよね。政府の支援が7兆円って、その財源を考えただけでもおぞましい。”7兆円”ってサッカーくじのtoto Big満額1等賞6億円が11,666回分ですよ。それも政府予算や事業でなく、個別の企業に・・・企業って営利法人なわけで、幾ら政府がこういう支援と言っても肝心のGM自体利益の根幹”売上げ”がしっかりしてこないとコレどうにもならない訳ですよ。このまま売上げ不調の年が続き再度”破産”なんて事になったらその時にはどうなるんだろうな・・CDSの事やら考えると超コワっ目先の報道では”製鉄関係”・増産とか言っているが、あの昨年の冬~今年の春の時に比較して増産と言うのは至極当たり前。何より世界ので最も信用の厚い「金」の動きからしても如何に世相が不安に満ちているかお察しできるでしょう。-----------まあ、それはそれで市場は・・・と。こういうのに一番敏感なのは為替と金利ですが、方向性無く、ポジションの整理との感が強いな。株式そのものはチビットづつ上げていますが、これもどちらかと言うと底固めの切り上げというより、様子見の静観と言った感じだよな。こういう展開は怖いよっ。何と言っても全体の基本材料はプラス方向じゃないからね。かのグリーンスパンが考え挙げ組んだ、”エクティローン”&”ノンリコローン”のようなカラクリをどこかの国で仕組まない限りはそうそう良い日を見るわけにはいかんだよなぁ~。何処かのBS民放がやっていたが、「市場マイナス金利論※1」とか「賃貸解放令※2」とかもっと根本的な事でもしない限り、実質の景気は良くならないのじゃないかと常々思うのでありますなぁ。※1コレは市場金利の流れを通常と逆にするもの。つまり付ける金利はマイナス。庶民じみた現象としてはローンの借り手が金利を受け取り、銀行に預金しているものが金利を払う。つまり借金をすればするほど儲ける仕組みですね。最もこういう情勢になれば借金をするための社会的信用度が要になるので、誰でも借りられるという訳にはいきません。※2既存の地主の資金調達になっている賃貸契約の根底を覆すもので、借り手の部屋や駐車場を無償譲渡し、貰った物件に対して固定資産税を課すもの。その代わり無償譲渡した地権者は従来の相続税や譲渡した評価価格分の資産税の免除を受けれるというもの。庶民じみた現象としては今まで払っている家賃等の支払が不要になる。(これは不動産自体の活性化と、貧困層の所得の切り上げを意味する。)