■「心の森」を育てましょう♪

「心の森」を育てましょう♪

日本人が持っていた森と人間の共存共栄感で、
森を大切に育てて愛する心を取り戻すことが大切です。

そういう意味では「自分の心の中の森」を育てるという思考が必要になります。
私たちの「心の砂漠化」を防ぎ、それを癒すのが「心の森」です。

心の森が育っていくと、現代社会に毒された心が癒され、生命力がパワーアップします。
古神道は「心は神なり」として、自分の神を拝礼する自霊拝という行法があります。
自分の心の中の森に神宿り、先祖もいます。

自分の「心の森」は今どんな状態になっているか、
目を閉じてイメージしてみてください。

青々と繁って、植物、動物すべてのものがイキイキと生きている状態でしょうか。
聖なる雰囲気を漂わせているでしょうか。

それとも、経済効率ばかり考えて、金儲けのための杉だけの森になっているでしょうか。
樹木が我採されてあちらこちらに地肌が見えていたり、ハゲ山になっていませんか。

心の中の森に少しずつ植樹をしていき、元の青々として美しい森へと再生させましょう。
鎮守の森こそ産土の神のいます聖なる場、自分自身の「魂のふるさと」です。

自分のアイデンティティを確認しましょう。

地球は神宿る星であり、ある意味「地球の森林すべてが神宿る鎮守の森」です。
私たち一人一人が「内なる鎮守の森」を育て、よみがえらせた時に、
地球の森は再生されていき、本来の美しい星に戻っていきます。

これこそが鎮守の森ルネサンスなのです。　　　　　　　　　　　　　

（鎮守の森ルネサンス／山田雅晴著より）