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2006.06.09
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カテゴリ:神仏・神社寺院

大祓いは、心身の罪穢れを祓い、無病無災を祈る行事です。

神話にある、伊邪那岐(イザナギ)尊の禊払い起源として、
宮中においても、古くから大祓がおこなわれてきました。

中世以降、多くの神社の恒例式となっていますが、
年に二度おこなわれ、六月の大祓いを夏越(なごし)の祓いと呼びます。

神道では、人は本来きれいな心をもっていると考え、
生活している間に、知らず知らずにその心がくもってしまうのを、
祓いによって清めることで、本来の心に戻るといわれています。

一般的な祓の方法は、形代(紙を人の形に切り抜いた)に名前と年齢を書き、
身体を撫でて、最後に息を吹きかけます。


そうすることで、罪穢れが形代へ移り、わが身の代わりに清めてもらうのです。

私はいつも、生年月日を書いて、大祓詞を唱えます。
本人の誕生日には意味がありますから、そこまで書くと良いですよ。


神社では、萱草束ねた“茅の輪(ちのわ)くぐり”も行われます。

これは、蘇民将来がスサノオノ命に一夜の宿を提供し、苦境を救ったところ、
「もしも疫病が流行したら、茅の輪を腰につけなさい」といわれ、
そのとおりにして疫病を免れることができたという伝承に由来する神事です。

大きな輪を三回くぐりながら、
「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱えます。


私は単純に、「祓えたまえ、清めたまえ・・・」とくぐっていますが、祓った感じがします。

(祓うものが多いのかも?・・・笑)

その年々の節目に行われる大祓いは、自らを振り返るための機会としても、よいことですね。


kanda
↑神田明神の茅の輪





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最終更新日  2006.06.09 08:05:24
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