勝手にお勧め絵本♪「てぶくろをかいに」 新美南吉作 黒井健絵昔はあんまり好きじゃなかったお話でしたが、子供を持つと、なんとなく泣けちゃう話になってしまいました。雪の寒さに震える我が子の為に、手袋を買って上げようと思うキツネのお母さん。ただ、手袋は人間の所に行かなければ買えない。人間の所に行ったら、捕まってしまう。子供の片手だけ人間の子供と同じようにして「この手を出して手袋を買いなさい」と子供を一人で町に行かせる。ついて行きたくても自分は人間の怖さを知っているのでどうしても行けない。子供を町にやった母キツネのジレンマは想像しただけでも辛いです。有名な話なので、結末は皆さんご存知だと思いますが、母ギツネの「ホントに人間はいいものかしら?」の最後の台詞は、考えさせられるものがあり、ちょっとじ~んと来てしまいます。人間が少し好きになる絵本です。 個人的に「黒井健」さんのキツネの絵がほわほわしてて大好きです。表紙を見ただけでも、お母さんギツネが子ギツネを可愛がっているのが分かります 家の息子はまだ1歳なのでもう少し大きくなったら、読んで上げたい絵本の一つです。 ジャンル別一覧
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