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まいかのあーだこーだ

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2006.02.18
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テーマ:風のハルカ(31)
カテゴリ:風のハルカ
ひさしぶりに『ハルカ』ネタで。


これまでの、
よくもわるくも大森ドラマらしい、
例によって、たわいのない小さな物語の中にも、
取り上げたい小ネタはいろいろあったんですが、
とりあえず、それらは全部すっ飛ばして。


今日、いきなり大きな物語になりました。
正巳が逃走。夢崩壊。


なんで、いきなりこんな展開になるんだろ。


もともと「崩壊」からスタートした家族が、
これまで分離状態にありながらも、
少しずつ、少しずつ、互いの絆を回復して、
果たせなかった夢を取り戻そうとしてきて、

やっと、
すこしずつ「家族の幸せ」の輪郭が見え始めたところで、

きっと、
このまま最後まで、
ささやかなエピソードが続いて、
最後に、ちょっとしたささやかな幸せの演出で終わるんだろう、
と思ってたけど。

また、どん底。


またしても不幸を招く、青鱗湖の出来事。
「幸せな家族」って夢は、二世代にわたってまた崩壊。
やっぱり、家族の現実から逃避してしまう男。
幼少時代の悪夢が、再びぶり返す。
ある意味、ふりだし。


これも大森美香ちゃんかな・・。
当たり障りのない日常の物語の中に、
いきなりシビアなどん底をもってくるんだから。

ここまで延々と繰り返されてきた、
たわいない日常のエピソードの連続は、
そこに“裂け目”を入れるための息の長い伏線なのかとさえ思える。





正巳が可哀想に思えた。

・・もともと、女って、
自分の「幸せ」を必死で信じようとする生き物だけど、
考えてみれば、男の側にとってみれば、
その信じられたものを背負わなきゃならない立場なわけで。

ハルカが「幸せ」を信じきれば信じきるほど、
正巳はそのぶんだけ背負うものが大きくなって、
ハルカには、彼の苦悩がどんどん見えにくくなって、
そのことで、じつは二人の亀裂がどんどん大きくなってく。

ハルカは、
正巳が逃走するまで、決してそれに気づけないんだと思う。

のみならず正巳は旅館の二代目。
何も無いところからスタートした一代目の父親とはちがって、
二代目の正巳は、すでに背負うものが大きすぎる。
一代目の父親にも、彼の苦悩は分からない。

けっきょく、
ハルカも、正巳の家族たちも、
正巳がひとりで背負ってる苦しみには、
彼が逃走するまで気づけなくて、
じつは彼はずっと一人ぼっちだった。


正巳が逃げたことで、
全員が、あらためてその現実を突きつけられて、
みんなが一緒に描いていた共通の夢も、
一瞬にして打ち砕かれてしまって、


すっかり、みんなも、画面も、
暗くなってましたね・・(~~;;



ドラマ中、
もっとも能天気だった正巳が、
いちばん陰のあるキャラクターに一転。
そして、
これまで挫けることを知らなかったハルカは、
ここに来てはじめて挫折。


じつはこれ、また残酷な話なんじゃないの・・?







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最終更新日  2006.02.22 01:26:12


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