2022/10/21(金)19:42
「ぎぼむす」捏造最終回の最終回。
前々々回に引き続き、
「ぎぼむす」の最終回を勝手に捏造しています。
◇
翌日、麦田は亜希子に解雇宣告。
亜希子のほうも辞表を提出し、
両者は、進学後のみゆきをバイトに雇うことで合意します。
さらに亜希子は、自分が大阪に勤務したあとも、
パン屋の経営コンサルタントは継続したいと申し出ました。
「オレ、亜希子さんのこと諦めてないっスから」
と告げる麦田を残して、亜希子は大阪へと旅立ちます。
◇
それから1年後、
パン屋でバイトするみゆきと大樹。
店内には、渋くBBキングのブルースが流れています。
麦田の携帯に亜希子から電話が入り、
都内の会議場へパンを納入してほしいとの依頼。
麦田は、海外から仕入れる食材について亜希子に相談。
どうやら、2人は仕事上の関係を続けているらしく、
「フランスでマーケティング?!」
などと、麦田は電話口で叫んでいます。
亜希子は、
「オレ、亜希子さんのこと諦めてないっスから」
という麦田の決めゼリフには何も答えませんでしたが、
電話を切ったあと少しだけ微笑むと、
すぐに次の商談へと向かい、
いつものように外国人の起業家たちと名刺を交換するのでした。
◇
麦田のパン屋では、
今年の新商品としてフランスパンを開発しようとしています。
バイト帰りに2人で歩くみゆきと大樹。
みゆきが興奮して話しています。
お母さんのフランス出張に合わせて
店長とみんなでフランスを視察しようって!
ふたりの話題は、
いつしかパンのことなどそっちのけで、
観光やバカンスのことで頭がいっぱいになっていました。
(おしまい)