カテゴリ:恋つづ~ボス恋~カムカム!
「恋はつづくよどこまでも」の第3話。
意地悪な患者のせいで注射がうまく出来なくなる、という内容。 これまでの2回に比べると、いまひとつパンチに欠ける展開でした。 それは、 物語の内容が「生死」に関係しなかったから、ではなく、 純粋に技術的な問題として、脚本の展開が甘かったからです。 ◇ 具体的にいうと、 患者の夫婦に「青汁」の話を伝えた段階で、 意地悪な患者と主人公との間の緊張が解けてしまったため、 最後の「いい看護師になれよ」の台詞がインパクトを失ったのです。 青汁の件を患者夫婦に伝えるのは、 看護師の七瀬ではなく、医師の天堂にしておくべきでした。 そして天堂の口から、 七瀬の功績をさりげなく患者に伝えるべきだったと思う。 ギリギリまで患者と七瀬の関係を気まずいものにしてこそ、 最後に患者が告げる和解の一言が効果的になるのだし、 それまでの緊張がいっきに解けて物語も落着したはずです。 ◇ わたしはまだ、 金子ありさの脚本を十分には信頼しきれてないのだけど、 このドラマは王道のラブコメだけに、 脚本や演出の力でしっかり見せ場を作らないと、 お約束の展開が、たんなる凡庸に終わってしまいます。 佐藤健の"胸キュン"シーンの場合も同じで、 それをお約束の見せ場に仕立てるためには、 彼の演技力に依存するだけでなく、 シナリオの展開と演出が効果的に噛み合わなければいけない。 ついでにいうと、 毎回出てくる萌音の"勇者コスプレ"も、 わたしにはイマイチ中途半端に見えるんですよね…。 どうせなら汚れメイクをしてガッチリ鎧まで着せてほしいし、 いっそのこと、ただコスプレするだけじゃなく、 妄想シーンみたいに、本格的な勇者シーンがあってもいいと思う。 白馬に乗って登場するとか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.09.19 19:11:45
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