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SUITS/スーツ2が終了。
米版や韓国版はおろか、 シーズン1も見ておらず、 萌音が参加した最終章から見始めただけですが、 およその内容は理解できました。 13話では、 女性昇進差別を証明する決め手に欠いていたものの、 原告側の女性たちから人事評価表をかき集めて、 7掛け採点や画一的な評価パターンの実態を暴いて逆転。 14話では、 上杉の横領・不倫についての秘密保持契約が足枷になって、 尾形を解雇した正当性を証明できずにいましたが、 あらたに上杉の不倫についての証言を周辺からかき集めて逆転。 わりと話は単純です(笑)。 ハーバードだの、東大ロースクールだのと、 えらいエリートたちの法廷闘争の中で、 さぞかし高度な頭脳戦が展開されるのかと思いきや、 やってることは、そこらの刑事ドラマと大差ない(笑)。 まあ、それでも、 ファームの中であーだこーだとやってる姿が、 なんとなく見てて楽しいという、 そういう類のドラマだと思います。 萌音&小手の (最後には結婚するんじゃないの?ってぐらい) 無駄すぎる藤蟹バトルも、馬鹿っぽくて楽しめました。 ◇ ◇ しかし、最終回は、 ちょっとツッコミどころが多すぎた気がする。 蟹江が、 ロースクールの試験に落ちた真琴を、 これまた無駄な嘘で慰めようとしたのも解せないし、 そのことで真琴が鈴木を責めたてるのも、 (経歴詐称をカミングアウトさせる伏線だとはいえ) あまりの逆ギレじゃないかと思いました。 ◇ 「ダービー」とかいう外資系ファームにかんしても、 そもそも観月ありさしか表に出てこないので、 その実像がまったく見えてこない。 たんに元恋人とバブルを回顧するような話になってる。 甲斐と鈴木は、 「ダービー」のことを悪しざまに言うけれど、 どのぐらい悪どい企業なのか具体的に見えないのです。 甲斐は、 「自分たちは正攻法で行く」みたいなことを言ったけど、 実際にやってることは、 メールを盗み見たうえで敵にカマをかけるという、 なんとも泥臭い戦法でした(笑)。 端から見ると、 何が正攻法で何が悪どい手法なのかよく分からない。 ◇ 甲斐が辞任するしないの問題は、 ダービー側が「上杉の過去の横領・不倫」を問題視したおかげで、 棚ボタ的に解決したようなのですが、 わたしが思うに、 すでにファームを去っている人物の過去の話なんぞより、 現役で経歴詐称のニセ弁護士が働いてることのほうが、 よっぽど問題でしょ。 それに、幸村と甲斐は、 今回の件で互いの信頼を決定的に失ったと思うのですが、 そこらへんも、なし崩し的に終わってしまいました。 織田裕二/中島裕翔/新木優子/中村アン/小手伸也/上白石萌音/鈴木保奈美/伊東四朗/吉田鋼太郎 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.10.21 08:30:05
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