テーマ:ニュース(89602)
カテゴリ:映画・アニメ・音楽
松原みきの「真夜中のドア」が世界的にヒットしているそうです。 1979年の曲だから、じつに40年も前! インドネシアのRainych(レイニッチ)という女の子が、 これをカバーしたのがきっかけのようで、 竹内まりやの「PLASTIC LOVE」に続いて、 またも日本のシティポップが海外で再発見された形です。 わたし自身は、 とくに原曲に思い入れがあったわけじゃないけれど、 たまたま最近、 中島愛の歌ったバージョンを聴いて、 この曲がちょっとしたマイブームになっていたので、 今回の世界的なヒットにもシンクロしてしまいました。 あらためて原曲を聴くと、やっぱりいいですね。 都会的だけれど、ちょっと切ない。 林哲司が初期に作った曲です。 竹内まりやの「SEPTEMBER」あたりと同じ頃の作品。 ◇ 林哲司のサウンドは、 まさに当時の最先端だったAORそのものですけど、 そこに、歌謡曲のウェットな要素も、 絶妙に織り込まれている。 とくに、 「♪帰らないでと泣いた…」のところは、 ちょっと《演歌的》だとさえ言ってもいい。 洋楽的な感覚と、歌謡曲の叙情性が、 なんともいえず見事な塩梅になっていて、 かつては宮川泰も、彼の作品を誉めていました。 ちなみに宮川が絶賛していたのは原田知世の「愛情物語」。 こういうテイストが欧米でも理解されるようになったら、 いよいよ歌謡曲が世界化していくのかなと思います。
最終更新日
2020.11.26 04:33:45
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