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まいかのあーだこーだ

2020.11.24
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カテゴリ:ドラマレビュー!
おくればせながら「アンという名の少女」。
第8話の最終回。とりあえず第1シーズンが終了です。

最後の場面ではなんと、
ならず者2人がグリーンゲイブルズにやってくる!
そこで終わりっ!!

ええ~っ!
どうなっちゃうの~?

アンは気づかないかもしれないけど、
さすがにジェリーは気づくでしょう。
ボコボコに殴られたんだから。

第2シーズンの放送はいつになるんでしょうか?



この最終話で、
いちばんスポットが当たっていた人物は、
まさに、そのジェリーでした。

原作では、
フランス系の下僕として、
ほとんど人格的存在としてすら扱われなかったキャラ(笑)。

このドラマの第1シーズンでは、
(カナダ国内のフランス語話者に配慮する意味でも)
彼を《ひとりの人間》として描くことが大きな課題だった、
と思われます。

最終話では、
たとえアンに見下されても、
それを笑顔でかわし、
無邪気にフランス語のキャロル(?)を歌い、
 ※たぶん「Il etait une bergere」(羊飼いの娘)という俗謡です。
チンピラに襲われてもなお、
主人から与えられた仕事を忠実に果たす、
そんな純朴で誠実な少年として描かれていました。

本作は、
第1シーズンを見ただけでも、
長老派教会の保守性や、
フランス系住民に対する蔑視など、
当時の社会的な問題にもかなり切り込んでいますし、

すくなからず政治的な意思をもった作品だということは、
強烈に伝わってきました。

ちなみに、第3シリーズでは、
先住民に対する同化政策の問題も出てくるようです。



しかしながら、
ネットの情報によると、

このドラマは、
第3シーズン以降の制作が打ち切りになってしまい、
ファンのあいだでは、
制作の継続を求める署名運動も起こっているそうです。

なぜ打ち切りになったのか?

もともと本作は、カナダの公共放送CBCが、
米国のNetflixと共同制作したものなのですが、
「Netflixはカナダの国内産業を害する文化帝国主義だ」として、
CBC側が警戒しはじめたようなのです。

作品そのものは、
むしろ「文化帝国主義」を批判する内容なわけですが、
たしかに制作面でみれば、
Netflixのような米国のグローバル企業は、
各国の税制をくぐりぬけて収益を上げたりもするわけで、
カナダの国内メディアを圧迫するような面もあるのかもしれません。

折りしも、
トランプ政権が「米国第一主義」をふりかざした時期だったし、
カナダ側が余計に警戒感を強めた可能性もあります。

ドラマの内容もさることながら、
いろんな面でアクチュアルな要素をはらんだ作品だった…、
というわけです。



第1シーズンを見るかぎり、
ドラマそのものは見応えがあって素晴らしいのですが、

たとえば、
従来の「赤毛のアン」のように、
プリンスエドワード島の美しくて伸びやかで牧歌的な世界を、
日本の観光客などにアピールするような生易しい内容じゃないし、

実際、このドラマを見て、
なかなかカナダ観光をしようという動機にはなりにくいかも(笑)。

そういう意味でも、
カナダ側の産業にはメリットが少ないかもしれず、
見方によっては「不都合な作品」なのかもしれませんよねえ。



いずれにせよ、
作品が完全な形で実現していないのは残念ですが、
将来的に、
制作が再開される可能性もなくはないのかな…?
という気がしますし、
場合によっては、
カナダ国外での人気が、その後押しになるかもしれませんよね。



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最終更新日  2020.11.28 07:27:32


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