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まいかのあーだこーだ

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2020.12.06
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テーマ:ニュース(99384)
カテゴリ:政治
ヨーロッパや南米は、キリスト教社会ですが、
米国や日本のように、
けっしてクリスマスを派手に祝うわけではありません。

クリスマスが、
現在のような盛大な商業イベントになったのは、
20世紀の米国においてです。

そのことに大きく貢献したのは、
おもにニューヨークのユダヤ人です。



20世紀の米国では、
クリスマス向けのポップソングがたくさん生まれました。

ビング・クロスビー「White Christmas」「I’ll Be Home for Christmas」
ナット・キング・コール「The Christmas Song」
フランク・シナトラ「Let It Snow」
トニー・ベネット「Winter Wonderland」
ジャクソン5「Santa Claus is Coming to Town」
ジーン・オートリー「Rudolph the Red Nosed Reindeer」
ダイナ・ショア&バディ・クラーク「Baby, It's Cold Outside」
バンド・エイド「Do They Know It’s Christmas」


…などなどの名曲です。

これらを作ったのは、

アーヴィング・バーリン、ウォルター・ケント
メル・トーメ&ロバート・ウェルズ
フェリックス・バーナード
ジュール・スタイン&サミー・カーン
ジョン・フレドリック・コーツ
ジョニー・マークス
フランク・ロッサー
ミッジ・ユーロ


…といった人たちですが、全員ユダヤ人です。

キリスト教徒の多いヨーロッパや南米では、
このようなポップソングはほとんど生まれていません。



ユダヤ人のクリスマスに宗教的な意味合いは皆無でした。
彼らにとってクリスマスは、たんなる「稼ぎ時」だったのです。

キリスト教徒たちがクリスマス休暇を取り始めるころ、
ニューヨークで商売をするユダヤ人たちは、
サンタクロースの扮装に身を包んで、
店先を華やかなイルミネーションで飾り、
クリスマス向けの商品をたくさん並べて、
ここぞとばかりに売りさばいたのです。

これが「20世紀のクリスマス」を大きく変えました。



このスタイルは、日本にも伝わりました。

日本人にとっても、
クリスマスに宗教的な意味合いは皆無でしたから、
商業イベントとして楽しむことに何の躊躇もなかったのです。

クリスチャンでもないのにクリスマスで騒ぐな!
とはよく言いますが、

むしろクリスチャンでないからこそ、
ユダヤ人も、日本人も、
心おきなくクリスマスで大騒ぎすることができるのです。

逆に、ヨーロッパや南米の人たちのほうが、
クリスマスを商業化することに抵抗が強いため、
あくまで慎ましく過ごそうと努めるのです。



日本において、
商業的なクリスマスソングがたくさん生まれたのも、
米国と同じような事情によります。

松任谷由実「恋人がサンタクロース」
山下達郎「クリスマス・イブ」
坂本龍一「Merry Christmas Mr.Lawrence」
KUWATA BAND「MERRY X'MAS IN SUMMER」
佐野元春「Christmas Time In Blue」
稲垣潤一「クリスマスキャロルの頃には」
松田聖子「Pearl-White Eve」
辛島美登里「サイレント・イヴ」
DREAMS COME TRUE「雪のクリスマス」


…などなど。
米国をも凌ぐほどで、枚挙に暇がありません。

いずれも名曲ですが、
作ったのは誰一人としてキリスト教徒ではありません。
おそらくは、どこかのお寺の檀家の人たちです。



しかし、今年はコロナ禍です。

ハロウィンに続いて、クリスマスも自粛になるでしょう。

とはいえ、これは、
経済的なダメージではありますが、
すこしも宗教的なダメージではありません。

むしろ、
外出自粛のステイホームで過ごすクリスマスのほうが、
本来の姿に近いのだろうと思います。






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最終更新日  2020.12.08 07:02:52


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