まいかのあーだこーだ

2021/07/26(月)10:20

熱海の土石流:「えせ同和」と「自民党」と「NHK」。

熱海の盛り土をつくった天野二三男は、 自由同和会の神奈川県本部会長だったのですが、 すでに前科者でもあった天野二三男が、 なぜ自由同和会でそのような重職に就いていたのか。 そして、なぜ熱海の事件と同時にその職を辞したのか。 自由同和会は、その経緯について、 いまだ何も明らかにはしていません。 ◇ いわゆる「エセ同和」とは、 その出自にかかわらず、 「同和を名乗って反社会的な行為をなす人物」のことです。 その意味で、天野二三男は、 たとえ彼が部落出身者であろうとなかろうと、 まごうことなき「エセ同和」であるのに違いありません。 そして、今回の熱海での事件は、 そんな「エセ同和」の天野二三男個人を断罪すれば終わる話です。 しかしながら、 自由同和会の沈黙や、 政界やマスコミの異様なまでの沈黙は、 その沈黙があまりにも不自然であるために、 たんに個人の犯罪では済まないことさえ感じさせます。 ◇ 自由同和会という組織が、 あくまでも「真正同和」であり、 けっして「エセ同和」ではないのだと証明するためには、 まずは、 天野二三男が重職についた経緯と、 それを辞した経緯について、 しっかりと公に説明しなければなりません。 自由同和会が自民党の関連団体であるならば、 なおさら社会的な意味での説明責任が求められます。 ◇ そして、マスコミは、 それが真実かどうかを検証しなければなりません。 つまり、 「エセ同和」と呼ぶべきなのは天野二三男ただひとりであり、 自由同和会の組織内部には、 ほかに「エセ同和」と呼ぶべき人物が存在しないことを、 第三者の立場から検証して明らかにすべきです。 そうでなければ、 「じつは自由同和会そのものがエセ同和ではないのか?」 という疑念ばかりが浮上してしまいますし、 「ほかならぬ真正同和こそがエセ同和の正体ではないのか?」 という印象ばかりが国民社会に広がってしまいます。 つまり、 現在のような異様なまでの沈黙は、 かえって国民社会における部落差別を増長させるだけなのです。 ◇ もしも、 かりに、 天野二三男以外にも「エセ同和」行為に手を染めている会員がいて、 それが組織内に蔓延している状況だとすれば、 自由同和会そのものを、 「エセ同和組織」として社会追放しなければなりません。 そして自民党は、 「われわれはエセ同和とお付き合いをしておりました」 と認めた上で、国民に向かって説明と謝罪をし、 具体的にエセ同和との関係をもっていた政治家や官僚を、 ただちに処分しなければなりません。 なぜなら「エセ同和」とは「反社」にほかならないからです。 ◇ くりかえしますが、 不思議なことに、政界もマスコミも、 この問題に対して異常なほどの沈黙を続けています。 そして、この不可解な沈黙は、 今回の大規模な犯罪が、たんに個人のものではなく、 じつは政界もマスコミも無縁ではないということをさえ、 うっすらと国民全体に感じさせはじめています。 週刊文春も、 今のところこの問題を保留にしていますし、 週刊新潮は、 記事にはしているものの、その扱いは大きくありません。 しかし、 わたしがもっとも重視しているのは NHK の態度です。 もしも NHK が、 「エセ同和=反社」についての報道をこのまま自粛し続け、 その問題の本質を隠蔽し続け、 実質的にその悪行を放任してしまうのだとしたら、 もはやNHKに「公共放送」としての役割を認めることはできませんし、 その際、国民は、いっさいの受信料の支払いをやめなければなりません。

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