2023/12/06(水)08:40
日テレ「セクシー田中さん」コミュ力が高すぎてこじらせる話。
第7話。
小西がぶっちゃけました。
男の「学歴・年収」と女の「若さ・可愛さ」は等価交換。
そして、じつは、
小西と朱里のコミュニケーション能力の高さが、
その「学歴・年収」や「若さ・可愛さ」に支えられてる。
それは、すなわち、
自分の本性や本心を取り繕い、
「学歴・年収」や「若さ・可愛さ」を武器にして、
見かけだけを相手の求めに沿わせていく能力のこと。
…
笙野と田中さんが、
コミュ力の欠如ゆえにこじらせてるのに対して、
小西と朱里は、
逆に、コミュ力がありすぎてこじらせてる感じ。
そういう実情が垣間見えました。
日テレは、
前季の「こっち向いてよ向井くん」も、
なかなかエグイ内容だったけど、
今作も負けず劣らずエグってると思います。
◇
朱里が小西に突き刺した一言。
> 私のこと好きだ好きだって言ってるけど、
> いつもヒョウヒョウとしてソツがない!
> いまいち本音が見えないよ…
朱里は、
笙野のことを見てるうちに、
男性の価値観が変わってきたのかしら?
異性の扱いは上手だけど、本音が見えない小西。
本音しか言わないので、しばしば失礼な笙野。
究極の選択ですね…w
チヤホヤしてもらうぶんには、
小西みたいな男のほうが一緒にいて気分がいいし、
女子に合わせられない笙野みたいなヤツは気分悪い。
でも、逆にいえば、
笙野みたいな男は中身が丸見えなだけに嘘がなく、
小西のような男は、いつも嘘っぽくて中身が見えない。
一方、
朱里と違って、田中さんの場合は、
彼女自身がコミュ力に依存してないだけに、
むしろコミュ力の欠けた人に共感があるのよね。
うわべのコミュ力をあまり信じてない。
だから、
笙野みたいな人にもわりと寛容で、
はじめから「根はいい人でしょ」と受け入れてる。
小西と朱里みたいに、
なまじコミュ力の高い人どうしの付き合いだと、
エネルギーのあるうちは楽しいものの、
おたがい演じることに疲れてくるし、
本音が見えた途端に修復不能になったりします。
◇
朱里は、そのことに気がつきはじめた。
核心を突かれた小西は、
もう元のチャラ男には戻れなくなりました。
でも、案外、
それでよかったのかもしれません。
うわべだけのコミュ力の高さなんて、
かならずしも幸福に結びつくものではない。
その虚しさは、小西がいちばんよく分かってるはず。