2024/04/29(月)07:50
プレバト俳句。お題「ふるさと」に異議あり?!
生家のこでまり甘やかな退屈 「乗りますか」ふるさと経由春の雲 故郷の苜蓿の香は濃かりけり 祖父の遺影褪せた賞状春夕焼
4月25日のプレバト俳句。
お題は「ふるさと」。
今週は3人の昇格試験のみ。内容も不作でした。
◇
犬山紙子。
生家のこでまり 甘やかな退屈
こでまりの生家よ 甘やかな退屈(添削後)
悪いとはいわないけど、
とりたてて良いとも思えない。
とくに「甘やか」という語は、
幼少体験の形容として安易に使われがちだと思う。
◇
フジモン。
「乗りますか」ふるさと経由春の雲
ふるさとや 乗ってゆくかと春の雲(添削後)
原句はあまりにも意味不明。
まさか雲がバスの幻想だとは思わないので、
たんなる三段切れに見えてしまう。
添削句は、
觔斗雲キントウンのような雲の擬人化ですが、
上五の「ふるさとや」は具体性に乏しいし、
切れ字の「や」も意味のある詠嘆とは思えない。
◇
千原ジュニア。
故郷ふるさとの苜蓿もくしゅくの香は濃かりけり
わざわざ故郷以外の苜蓿と比べる必要はない。
目の前の苜蓿だけを描写すればよいのだから、
助詞は「は」を使わずとも「の」で十分だと思う。
下五は2音で「濃し」と書けるところを、
切れ字を使って「濃かりけり」と書いてるけど、
その是非はともかく全体的に内容が薄いと思います。
◇
清水アナ。
祖父の遺影 褪せた賞状 春夕焼
句材は悪くないけど、
典型的な三段切れで、6・7・5の字余り。
とってつけたような季語も弱い。
なぜこれが「才能アリ」なのか分からない。
どうせなら7・7・5にして、
祖父の遺影と褪せた賞状 春夕焼
と、せめて三段切れを回避すれば
かろうじて「才能アリ」でも容認きるかなあ…って感じ。
/木曜、夜7時からはプレバト!!\清水アナが次回のお題に挑戦!🔥お久しぶりです!!🎊🥳#清水アナの俳句道場#プレバト pic.twitter.com/8P6bgz5VCj— 「プレバト!!」毎週木曜よる7時【公式】 (@prbt_official) April 24, 2024
犬山紙子の絵は色エンピツの次元を超えていた!
お母さんメッチャ美人だった。
▽過去の記事はこちら
https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/ctgylist/?ctgy=12