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まいかのあーだこーだ

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2024.12.03
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カテゴリ:東宝シンデレラ
11月6日に萌音の新譜が、
11月27日に萌歌の新譜が出ました。

ちなみに「新譜」とか「楽曲」とかの用語は、
たぶん音楽出版社が楽譜を売ってた時代の名残りで、
レコードやCDの時代にも生き残ったのだろうけど、
さすがに配信時代になった今では死語かもしれませんw


やっぱり傾向として、
萌音は「励ましソング」が多く、
萌歌は「失恋ソング」が多い印象だけど、
シティポップリバイバルの影響もあってか、
音楽的にはどちらも明るさが強まってます。




まずは萌音。



安子の実家は岡山の和菓子屋だったのに、
なぜか吉備だんごが売ってなかったので、

今回のアルバムタイトルは「kibi」!!

…ってのは嘘で、
本人によれば生活や感情の《機微》の意味らしい。
わたし自身は《吉備だんご説》を採りたいけど。


10曲中5曲が本人作詞です。

言葉のイントネーションを、
メロディの抑揚に違和感なく乗せていく能力は、
アイドル期の斉藤由貴にまったく引けを取りません。

由貴ちゃんは天性の詩人で、
おのずと言葉が湧いてくる人ですが、
萌音の場合は絞り出さないと書けないそうです。

でも、
いずれは岩谷時子や由貴ちゃんのように、
ミュージカルの作詞や訳詞もできるのでは?



いまの萌音は、
歌唱力が向上したせいもあり、
「スタジオ録音よりもライブで聴きたい」
と思わせる数少ない歌手のひとりになりました。

先日はNHKうたコンで「風」を歌ってましたが、
CDでは味わえないふくよかな表現で、
やはりライブで聴くほうが歌の上手さが際立ちます。

曲にもよりますが、
よくもわるくも、
CDの音源が物足りなく感じてしまう面はある。

ミュージカル歌手ってこともあり、
狭いスタジオのなかで歌うよりも、
広いステージで体を使って歌うほうが向いてるよね。



すでに去年の記事には、
↓先行シングル「ひかりのあと」について書きましたが、
https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/202310260000/
とた作曲の「アナログ」もかなりお気に入り。

わたしが過去曲でいちばん好きなのは、
宗本康兵が作曲した「土砂降り」なのだけど、
この「アナログ」もミディアムテンポの洒落たポップス。
萌音の日本語の乗せ方も洋楽っぽくて面白い。



そして、もうひとつのシングル、
大橋トリオが作曲した「スピカ」が素晴らしい!
タイトルが、
3年前のシングル「スピン」と紛らわしいけど、
まったく趣の異なるフォーキーな雰囲気の曲です。

等身大の世界を歌った曲が多いなかで、
この曲だけが壮大な人生観と宇宙観を描いて、
アルバムのなかで異彩を放ってます。

アニメの主題歌ですが、
この路線ならドラマの主題歌にしてもいいですね。



萌音としては新境地で、
過去のレパートリーにはなかったタイプの曲。
「Little Birds」や「ミルクとシュガー」もそうですが、
萌音の新しい音楽世界は、
つねに大橋トリオによって開かれる感じがある。



萌歌の「adieu4」。



わたしのお気に入りは、
PORINが作曲したシングル「背中」と、
崎山蒼志が作曲した「ほしくず」ですね。
どちらもキャッチーで軽快なポップス。

比喩根が作曲した「心を探している」も、
日本語の「…ている」という音韻を、
洋楽的な発想でメロディに乗せてるのが斬新。

ちょっと異色なのは、
インドネシアポップみたいな「わたしはまやかし」と、
いきなり野太い男声コーラスで度肝を抜く「ソウルメイト」。

小袋成彬が作曲した「Roulette」はいっそうソウルっぽく、
変態エロソウルの世界にまた一歩近づいてる感じですw



一昨日の記事にも書きましたが、
川谷絵音が作曲した「泡吹」は花の名前。
萌歌としては「ダリア」につづく花の曲。
農大卒の川谷の植物の知識が活かされてる。

泡吹は、紫陽花と同じように、
梅雨の時期に小さな粒のような花を群れ咲かせます。
花言葉は「小さな勇気」。

サビの歌詞の「ポツリポツリ」は、
たぶん雨の擬音語であると同時に、
粒のような花の擬態語でもあるのでしょうね。



明るくてポップな印象のアルバムで、
すぐにサビの部分を口ずさめる曲も多いけれど、

よくよく細部まで確認すると、
メロディがとんでもなく複雑で難しい曲ばかりです!

はたして萌歌は、
譜面を見ながら歌ってるのか、
デモを耳で覚えて歌ってるのか分かりませんが、
よくぞこれを歌いこなせるな…と感心せずにいられない。

最近のJ-POPの傾向かもしれませんが、
ヒゲダンや星野源の曲なども、
とてもカラオケじゃ歌えないような、
複雑で覚えにくくて難しい曲が多いよね…(^^;



曲調の明るさとは裏腹に、
歌詞の世界観もけっして明るいわけじゃない。

そのうえ、
歌詞も覚えにくくて長いものばかりだから、
これをライブで歌うのは至難の技なのでは?

メロディの難しさという点でも、
歌詞の難しさという点でも、
アーティスティックな攻めの姿勢は崩してないし、
むしろ進化してるんだろうなと思います。



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最終更新日  2024.12.03 13:33:27


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