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テレ東「法廷のドラゴン」。
第1~3話までイッキ見しました。 将棋ネタと法廷ネタの組み合わせ。 テレ東らしいマニアックな趣向です。 ◇ 事件の内容には、 あちこちツッコミどころもあるけど、 まあ、そこらへんは、 サスペンスドラマの常なので仕方ない。 法廷闘争を将棋の戦法に重ねる趣向は、 思ってたよりもずっと面白いです。 一人で書いてるオリジナル脚本としては、 なかなか上出来じゃないかと思う。 将棋には詳しくないので、 種々の戦法があるのも知りませんでしたが、 イメージ的に理解できるように解説されてるので、 興味深いし勉強にもなる。 ◇ 萌音の役どころは、 わが道を行くというか、 わが道しか行かないようなヒロインw 地味な将棋女子のちょいブサ感が、 萌音のキャラにうまくハマってます。 気がつけばドラ焼き食ってたりするのも面白い。 糖分必要だからねw いつのまにか事務所のブラックボードが、 NHKの将棋番組みたいになってるのも笑える。 ![]() 法廷闘争の終盤では、 バーチャル将棋盤が浮かび上がって、 ヒロインの顔面にも駒が映し出されますが、 ちょっと不気味なCG映像もよく出来てます。 ![]() 小林聡美と高杉真宙が、 サクサク話を進めていくテンポも楽しい。 高杉真宙は、 どこかしら「光る君へ」の弟キャラを引き継いでる? ◇ 事件と将棋戦法の組み合わせは、 ネタがどこまで続くか分からないけど、 フォーマットとしては面白いので、 うまくいけばシリーズ化できるかも。 ◇ いちおう… 事件の内容にもツッコんでおきます。 第1話は、詰め将棋的に追い込んだというより、たんなる相手側のオウンゴールなのでは? 第2話は、そもそも教授がなぜ訴えたのかが謎。 研究予算をもらってる手前、訴えざるを得なかったんだろうけど、すでに無意味な研究であることは、原告も被告も知ってるわけだし、 2人が不倫関係だったことや、研究が無意味になったことを隠すには、原告と被告が共謀して、和解して賠償を支払ったふりで、守秘義務契約でも結ぶしかないよね。 第3話は、なぜ夫婦で一緒に失踪しなかったの?!…って気がするし、 友人に殺人罪を背負わせたのは、10月10日の失踪宣告までのつもりなのか、永遠に罪を着せ続けるつもりだったのか、いまいち分かりませんでした。
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最終更新日
2025.02.08 14:44:19
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