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まいかのあーだこーだ

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2025.02.25
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逃げ水をながらスマホで通り過ぎ 殻はぜて沸騰点の焼栄螺 パエリアへ搾るライムや春の月 八角香る春霞の九份
2月20日のプレバト俳句。
お題は「におい」。




勝村政信。
逃げ水をながらスマホで通り過ぎ
逃げ水や 草の匂いの強くなる
(添削後)
草の香の強し 逃げ水走り出す(添削後)

自分が逃げ水を通り過ぎるのは不可能なので、
歩きスマホの他人が通り過ぎてるわけよね。

そもそも助詞「で」を使ってるのが迂闊。
逃げ水を歩きスマホが通り過ぐ

のように書くべきです。

添削もいまいちパッとしない。
草の匂いの描写として「強くなる」は面白味に欠けるし、
逃げ水の描写として「走り出す」は当たり前すぎます。



中田喜子。
殻はぜて沸騰点の焼栄螺やきさざえ
焼栄螺 いま潮の香の沸騰す
(添削後)

焼きサザエの殻がはぜたなら、
中七の「沸騰点」は不要な説明です。
沸騰せずにはぜるサザエがあったら持って来い!

添削句のほうは、
視覚ではなく嗅覚に焦点を当ててますが、
一句一章の内容なのに、
上五で切れてるのが気に入らないし、

中七の「いま」も音数合わせだよね。
今を詠まない俳句があったら持ってこい!
ってのが基本だと思います。

内容は一物仕立てなのだから、
殻はぜて潮の香の沸く焼栄螺

のような一句一章にすべきでしょう。



フジモン。
パエリアへ搾るライムや 春の月


上五の助詞は「に」か「へ」かで印象が変わる。

助詞を「に」にすれば、
すでにライムを絞った後になるので、
パエリアのほうに焦点が当たります。

この句では、
助詞を「へ」にしてるので、
これからパエリアのうえにライムをかざそうとする場面。
その結果、ライムのほうに焦点が当たります。

ライムの色彩と柑橘系の香りが際立つ句。
季語も爽やか。さすがは名人。



清水アナ。
八角香る春霞の九份きゅうふん


ちょっとフツーすぎるのでは?

たとえば、
胡椒の香る炎天下のベナレス
醤油の香る秋日和の金沢

…いくらでも類句が出来てしまうよね。
もうすこし描写に独自性が欲しい。

上五は、先生が言うように、
助詞の「の」を加えて整えたほうがいい。
最後が撥音「ん」で終わってるので、
字余り感は出ないはずです。



▽過去の記事はこちら
https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/ctgylist/?ctgy=12



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最終更新日  2025.02.27 20:02:35
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