2336260 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2025.03.25
XML
カテゴリ:東宝シンデレラ
NHK「みんなのベスト紅白」を見ました。

いちばんの見どころは、
萌音×AIのデュエット「アルデバラン」だった。



先日(…というか先月)の、
The Covers「広島フェス」もそうでしたが、
全体的な人選もふくめて、
音楽的なクオリティの高さを重視してる感じ。

広島フェスもすごく聴き応えがあって、
なにより演奏してる人たちが楽しそうでした。

NHKのポップス部門は、
何かしら構造改革があったのかしら?…って気もする。



萌音の歌の上手さについては、
いまさら言うことでもありませんが、

もともとハモリが得意だったし、
相手とぶつからない声質だから、
それなりにデュエットが出来るとは思ってた。

でも、昨日のパフォーマンスは、
たんに「ハモれてた」だけでなく、
全体の音を共振させてたし、
ソウル・ゴスペル的な掛け合いも上手くて、
一段と進化を感じさせるものでした。

武道館やロンドンの舞台に立っただけの度胸もある。





もともと日本の歌手って、
全般的にデュエットは下手だよね。

それは、たぶん、
西洋的なハーモニーの文化がないからだと思うけど、

音階的にはハモれても、
声質がぶつかったり、
ビブラートがバラバラだったりして、
重なった音が汚くなる場合が多い。

自分の歌にばかりとらわれて、
全体の音を共振させる発想が出てこない。

たいていのデュエット企画は、
歌番組の話題性を狙っただけのもので、
音楽的な質を目指したものにはなりません。

フォークソングとか、
ソウル・ゴスペルをやってる人なら、
それなりにデュエットも学ぶだろうけど、

それでも、
日本の歌手で「デュエットが上手い」と思える人は少ない。



先日のThe Coversの広島フェスでは、
田島貴男のパフォーマンスが圧巻でしたね。

もともと彼は何を歌わせても上手いけど、
世良公則とのデュエットもすごく上手だった。

日本であれだけデュエットの上手い人は、
ちょっと他には思い浮かばない。
共演する相手の特性を考慮して、
全体を見渡したディレクションが出来るからでしょうが、

もしかしたら、
NHKの制作側のディレクションも向上してるのかも。



田島貴男がソロで歌った、
矢沢永吉の「I love you, OK」も、
ブルース的な解釈で生まれ変わらせて、
率直にいえばオリジナルを超えてたし、

田村芽実の「Don't wanna cry」も、
歌の説得力はオリジナルを凌いでました。

カバー曲がオリジナルを超えるのは、
なにやら不遜なことのように思われがちだけど、
21世紀のポップスは、
創造の時代から再解釈の時代になってるのだし、
オリジナルを超えるカバーが出てくるのは当然。

むしろ、そうあらねばならない。




そういえば、
ラブサイケデリコの「Imagine」の話も面白かったな。

もしビートルズが解散してなければ、
ジョンじゃなくビートルズの曲だったかも…ってこと。

実際、ラブサイケデリコのカバーは、
ポールがピアノを弾いて、
ジョージがギターを弾くのを想像させる演奏でした。

にほんブログ村 テレビブログへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025.03.26 04:34:09


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

日記/記事の投稿

カテゴリ


© Rakuten Group, Inc.
X