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まいかのあーだこーだ

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2025.04.12
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カテゴリ:ドラマレビュー!
SWITCHインタビュー「坂元裕二×新海誠」EP1&2を見ました。

驚いたのは、
坂元裕二の脚本には、
ごく大雑把なプロットしかないってこと。



新海誠のほうは、
はじめに明確なプロットがあり、
脚本もちゃんと書いて、絵コンテも作って、
そこから具体的な作画をはじめてます。

これは一般的な映画制作の手順と同じ。
全体の設計図を決めてから細部を描くスタイル。



でも、
坂元裕二のほうは対照的で、
むしろ細部から全体を作っていくわけですね。

プロットよりも先にあるのは、
キャスティングと、その登場人物の履歴書。
あとは大雑把なプロットに沿って、
撮影と同時進行で即興的に書いてくらしい。

だから、
撮影がはじまった時点では、
結末がどうなるのかも見えてないっぽい。
俳優はもちろん、演出家にも脚本家自身にも。

映画の脚本を書く場合も、
テレビと同様のスタイルを取ってるようです。




…ってことは、

坂元裕二のドラマでは、
結末は偶然の産物なのかしら?
もしかしたら、作品のテーマも、
さほど明確には自覚されてないのかも。

坂元裕二にとって重要なのは、
人間のコミュニケーションで起こる《出来事》について、
その機序を解明し、
ドラマのなかで簡潔に再現することらしい。

さしずめ文学でいったら、
新海誠がロマン主義、
坂元裕二が自然主義ってことになりますね。




坂元裕二のようなやり方は、
テレビドラマでは一般的なのかしら?

でも、たぶん、
NHKの朝ドラや大河だったら、
そういう作り方はしませんよね。

NHKの場合は、
脚本制作の初期段階から、
明確なテーマやプロットがあるはず。

そういえば、
坂元裕二はNHKでの仕事が少ない。
これほどの大御所でありながら、
いまだに朝ドラも大河も書いてません。

作劇のスタイルが、
朝ドラや大河に向いてないと自覚してるから?



…とはいえ、
今回の対談をきっかけに、
両者の作劇手法が変わる可能性もある。

実際、
坂元裕二の直近の作品では、
(まるで新海誠のアニメみたいに)

タイムリープとか、幽霊とか、
SF的な仕掛けを取り入れてるようです。

かりに、
新海誠が《細部から全体を作る》ようになり、
坂元裕二が《全体から細部を作る》ようになったら、
2人の作風は大きく変わるでしょうね。

うまくいくかどうかは別として。



ちなみに、目下、
広瀬すずの映画も公開中ですが、

わたしは日テレの「anone」が好きだったので、
(世間的には不評でしたが…)

こんどは坂元が彼女にどんな役を与えたのか。
そこもちょっと興味があります。




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最終更新日  2025.04.16 13:20:20


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