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まいかのあーだこーだ

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2025.04.20
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カテゴリ:ドラマレビュー!
土曜ドラマ「地震のあとで」。
第3話《神の子どもたちはみな踊る》を見ました。

これって、
マルクス的にいえば「下部構造」の話ですよね。



父のない子を《神の子》と見なすのは、
キリスト教とまったく同じ理屈ですが、
※ヨセフはマリアの夫ですが、処女懐胎なのでイエスの父じゃない。


たとえ表向きは《神の子》であっても、
実際には人間の子であって、
母親に欲情した男たちがたくさんいる。

じつは新興宗教の教祖でさえ、
母親に欲情していたことを告白します。

そのような肉欲は、地震と同じように、
人間を規定する「下部構造」であって、
けっして制御することができません。



実父らしき《耳の欠けた男》を追って、
ミミズのような地下鉄に乗っていくと、
たどりついたのは夜の野球場でした。

しかし、そこで訪れるのは、
外野フライが捕れるような神の福音ではなく、
ふだんは理性に抑圧されて、
酔ったときにしか発現しなかった蛙のダンス。

表向きは《神の子》であっても、
実際は地下に眠る《カエルくん》だった…って話。




次回は、
新海誠の「すずめの戸締まり」と同じく、
地下を揺り動かすミミズが出てくるはず。

そのミミズに立ち向かうには、
宗教的な力を発揮する《神の子》ではなく、
ふだんは地下に眠って抑圧されている、
踊る《カエルくん》として立ち向かうしかない。

とはいえ、
人間はこの戦いに勝利することができません。
人間の中にさえミミズが棲んでいるからです。






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最終更新日  2025.04.20 12:28:10


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