カテゴリ:プレバト俳句を添削ごと査定?!
蒲公英やせーので運ぶ朝礼台 胎動や柔し琥珀のたんぽぽ茶
4月24日のプレバト俳句。 お題は「たんぽぽ」。 ![]() ◇ フルポン村上。 蒲公英たんぽぽや せーので運ぶ朝礼台 村上にしては型どおりに作ってて、 どこにも欠点はありません。 時間や場所や人物の情報は何も書いてないけど、 下五に「朝礼台」の名詞があるだけで、 朝のグラウンドの子供たちの姿が見えてきます。 中七の「せーの」は、 みりちゃむの御神籤の句から借りたの? ◇ 梅沢富美男。 胎動や 柔し 琥珀のたんぽぽ茶 胎動の柔し 琥珀のたんぽぽ茶(添削後a) 胎動や 柔き琥珀のたんぽぽ茶(添削後b) 原句は三段切れ。 胎動が柔らかいなら(添削後a)が正解だし、 琥珀色が柔らかいなら(添削後b)が正解です。 中七・下五のなかで、 《琥珀のたんぽぽ茶柔し》の倒置法かもしれないけど、 お茶が柔らかいってのも変だし、 いずれにしても三段切れは避けるべきでしょう。 植物の季語は、 花か実かを確認すべきですよね。 たんに「梅」と書けば春の花であって夏の実ではない。 たんに「林檎」と書けば秋の実であって春の花ではない。 ※「梅の実」は夏の季語。「林檎の花」は春の季語。 たんぽぽは春の花ですが、 「たんぽぽ茶」の原料は根っこだし、 一年じゅう採れるので季語にはなりにくいと思う。 NHK『しあわせは食べて寝て待て』という薬膳ドラマで、 《トウモロコシのひげ茶》を自宅で作ってましたが、 トウモロコシのひげは実と一緒に採れるので、 旬のものとしては秋の季語になるかもしれません。 ◇ 清水アナ。 雲梯のふもとにたんぽぽみぃつけた 前回につづいて中八です。 子供のセリフをひらがなで表現してるのに、 最初に「雲梯」と漢字で書いたらあまり意味がない。 そして、 雲梯から着地した瞬間なのだろうけど、 雲梯を山に見立てたってことなの?? ふつうにいえば、 山の裾野は「ふもと」。 橋の付け根は「たもと」。 雲梯や虹の付け根は「ねもと」ですよね。 中継リポートのときに、 アナウンサーが「虹のふもと」と言ったら失格でしょ。 セリフだけを平仮名にするなら、 雲梯を降りて蒲公英「みぃつけた」 のように出来るかもしれません。
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最終更新日
2025.05.02 17:12:47
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