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TBS「イグナイト -法の無法者-」第3話を見ました。
◇ 間宮くんは、 仲村トオルの掌の上で転がされてるだけなので、 正義感に燃えて正論を吐けば吐くほど、 かえって暑苦しくて滑稽に見えるという設定。 そこが、 このドラマの面白いところで、 間宮くんのキャラもうまく活かせてると思う。 第3話の港湾のシーンは、 長回しの移動撮影によるアクションも凄かった。 あれってCGじゃないよね! ◇ 物語の縦軸は、 仲村トオル&ミッチー&りょうの3者の関係。 ココリコ田中と三山凌輝の過去の因縁。 仲村トオルと間宮くんのバス事故をめぐる因縁。 …そこらへんも気になるところです。 ◇ 企業に対して、 個人が弱い立場にあるために、 被害者が加害者に取り込まれて声を上げられず、 本来なら裁かれるべき事件が闇に隠れてしまう…。 第1〜3話は、 すべて同じパターンなのだけど、 安定した面白さがあります。 現実にそのようなケースは多くて、 ドラマのネタとしても事欠かないのでしょうね。 企業犯罪への注意喚起を促す意味でも、 この際あらゆるパターンを明るみにすればいい。 ◇ 大学のスポーツ部についても、 外国人の技能実習生についても、 こういう問題が実際にあるわけですよね。 現在の技能実習生の問題は、 かつての徴用工の問題に重なるといわれる。 つまり、国策のもとで、 外国人の強制労働や違法労働が、 なかば黙認されてきたってこと。 ◇ 在日韓国朝鮮人のヤクザが日本に定着したことと、 ベトナム人の犯罪集団が国内に形成されてることには、 ほとんど同じような背景があるといえる。 もちろん、 海外から犯罪者を入国させてる面もあるでしょうが、 じつは国内で犯罪者を育ててしまってる面もある。 いずれにせよ、 国策によってヤクザが生まれてるのは間違いない。 ◇ 現在の技能実習生の問題を解決しないかぎり、 過去の徴用工の問題を誤魔化したり否定したりしても、 国際的には何の説得力ももちませんし、 奴隷労働のような実態がある以上、 来日が「強制連行」か「自由意志」かを云々しても、 まったく何の意味もありません。 たとえ自由意志による来日だとしても、 実態を隠して騙してるなら強制連行と同じだからです。 ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.05.09 09:30:05
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