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まいかのあーだこーだ

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2025.06.03
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カテゴリ:NHK朝ドラ
NHK「あんぱん」第9週。
おおむね納得できる内容でした。



嵩は、
卒業制作の完成を優先させたために、
のぶに想いを告げることも出来ず、
叔父の臨終にも間に合いませんでした。

はたから見ると、
あんな漫画みたいな絵に、
さほど重要な意味があるとも思えないし、
期限切れで卒業できなくなるわけでもないので、
そんなの後回しでいいじゃん!…と思ってしまう。

でも、
たとえ無意味で優先順位の低そうなことでも、
とことん自分の決めた道を行け!…ってのが叔父の教え。
嵩はそれを守ったことになるのね。

そして、
無意味で優先順位の低そうなことこそ、
じつはとても大事なのだと、
戦後の嵩は漫画をとおして証明していくはずなので、

この卒業制作のエピソードは、その伏線ともいえる。



ちなみに、
やなせたかしが、
卒業制作を優先して叔父の臨終に間に合わず、
弟になじられたのは史実だそうです。


一方、のぶは、
銀座の高級バッグを見せられたにもかかわらず、
嵩の想いにはまったく気づいてません。

おそろしく鈍感なので、
いまだに嵩を幼馴染としか思ってないし、
銀座で買ってきた赤いバッグも、
ちょっと高級な東京土産ぐらいにしか思ってない。



そして幼馴染として、
寛の死へのお悔やみは口にするけれど、
自分が結婚することについては報告すらしません。

その結果、嵩は、
婚約者と鉢合わせたときにはじめて、
のぶの結婚を知ることになります。

いくら何でもひどすぎるけれど、
それが今回のヒロインのキャラ設定だから、
まあ、仕方ありませんね…(^^;



のぶは、
豪ちゃんの戦死という不幸に直面して、
いったんは軍国主義に疑念を抱いたかと思いきや、

またも軍国主義者に逆戻りしたようで、
陸軍に提供する乾パンの製造を快諾しました。

そして、
最愛の人を戦争で失った妹の蘭子に対し、
まるで国防婦人会のオバサンみたいに責め立ててた。
これも、なかなかキツかったです…(^^;


戦地の兵隊さんのこと思うたら、嫌らあて言えんやろ!!


でも、実際、
陸軍の要請に従わなければ非国民扱いされるし、
これは家計にとっても切実な問題だから、

軍国主義に疑念をもとうがもつまいが、
乾パンの製造を請け負うのが賢明な判断ではある。


つまり、
どうでもいいことを優先させる嵩とは対照的に、
のぶは、とことん現実主義者なのです。


銀座で高級バッグを買ったり、
漫画じみた卒業制作の絵を描くことより、
陸軍の要請に応じて乾パンをつくって、
朝田家の経済を維持するほうが大事ってこと。

そう考えれば、
のぶの言動も理解できなくはありません。



その一方、

やや疑問だったのは、
のぶと次郎が結婚したあと、
高知の家で2人で生活してたことです。

姑は同居してないの??

しかも、次郎が航海に出たら、
のぶは朝田家に戻ってきました。

若松の実家であれば、
夫が不在でも嫁は姑と暮らすはずだけど、
実家ではなく夫婦の新居なのかしら?

夫婦の新居だとしたら、
夫が不在の間は空き家になるわけよね。

借家なら賃料が無駄になるし、
持ち家ならずいぶん裕福だなと思う。
そこらへんが、ちょっと謎です。




今作で気になってるのは、
中園ミホのほかに脚本協力者が2人いること。
つまりは共同脚本なのですね。

朝ドラの共同脚本は、
内容に厚みをもたせるためのポジティブな意味ではなく、
メインの脚本家の力不足を補うためのネガティブな意味、
…と考えたほうがいい。

その結果として、
作品のテイストがぶれてしまったり、
細部の緻密さが損なわれたりする畏れがある。

さすがに中園ミホも高齢なのか、
ひとりで書き切る体力と精神力がないのかしら?
…と思わずにいられません。



さらに気になるのは、
来年の朝ドラ「ブラッサム」の脚本を、
櫻井剛が担当するという話。

一昨年の「ブギウギ」で、
脚本の3分の1を書いたばかりよね。

まあ、
サブからメインへの昇格ともいえるけど、
朝ドラの脚本を書ける人材の不足とも解釈できる。



NHKは、
外部の脚本家に依頼するばかりでなく、
自前の脚本を作れるチームを育てるべきかもしれません。

NHKには優秀な人材がたくさんいるのだから、
チームでの脚本制作のノウハウを確立すれば、
その作品やノウハウを、
外部に提供できるレベルにまで行けると思います。

それが日本のエンタメの底上げになる可能性もある。







ところで、余談ですが、
「乾パン」とはどんなパンかをあらためて調べたら、
分類上はパンというよりビスケットになるのですね。

パンには違いないけれど、
長時間発酵を要しない「速成パン」と呼ばれるもの。
ビスケット、クッキー、クラッカーのほかに、
ホットケーキ、スコーン、マフィン、ブラウニーもそれに当たる。

なお、
日本でいうところのビスケットとクッキーは、
海外ではあまり区別されておらず、
英国ではどちらも「ビスケット」と呼び、
米国ではどちらも「クッキー」と呼ぶらしい。

そして、米国で「ビスケット」といったら、
ケンタッキーで売ってるスコーンみたいなものを指すので、
クッキーと頼んだらビスケットが出てきて、
ビスケットと頼んだらスコーンが出てくる可能性があります…(^^;


乾パンは、
クッキーやサブレーやラスクと同じく、
広義の「ビスケット」に含まれるようです。
※米国のクラッカーと日本の乾パンは似てる気がする。

これら速成パンの元祖とおぼしきは、
ビスキュイ(堅パン)と呼ばれるもので、
東鳩オールレーズンみたいなガリバルディは、
この堅パンの一種だそうです。





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最終更新日  2025.06.06 00:20:41


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