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カテゴリ:岸辺露伴と小泉八雲。
朝ドラ「ばけばけ」第11週。
借金取りのコントも面白かったし、 英語かぶれのおリヨさんも面白かった! とくに第52話は神回でした。 プロポーズが「何坊主?」にも笑っちゃったw ![]() 娘に父の借金を背負わせる毒親家庭が、 あくまで”仲良し家族”になってるのも、 かなり独創的なことだとは思うけど、 借金取りの2代目を、 まるで生意気息子みたくあしらってるのも、 なかなかユニークな描写なのよねw 脚本家のふじきみつ彦は、 現代的な価値観にとらわれず、 自由な視点で独特な人間関係を作り出してる。 ◇ ドラマのオリジナルキャラだろうけど、 ※モデルがいるそうです。 一般庶民が、 異人のラシャメンになるのは恥ずべきことと考えるのに、 県知事のご令嬢は、 異人の正妻になることをステータスと考えるのかしら? それとも、 たんにおリヨさんが変人なだけ? そのへんの事情はよく分かりません。 ◇ いずれにせよ、 小谷くんとおリヨさんが噛ませ犬になって、 ヘブン先生とおトキは、 いよいよお互いを意識しはじめてるっぽい。 ただ、 いちど結婚に失敗してるヘブン先生は、 「もう誰とも深くは関わらない」 …と決心してると分かったわけだから、 錦織が親友になる可能性も、 おトキが妻になる可能性も、 かえって遠ざかったように見えなくもない…(^^; ![]() それにしても、 おリヨさんの最後の一言は意外だった。 おトキ自身も気づいてない感情に、 おリヨさんは気づいてたってことなの? ![]() ◇ 最初に結婚した黒人クレオールの話は、 おおむね史実に沿ってたと思いますが、 これって、ある意味、 おウメちゃんのエピソードと同じなのよね…。 実際、 米国でも、日本でも、 ラフカディオ・ハーンは、 安宿で酷使されてる女中を助けようとした。 ◇ わたしはずっと、 おウメちゃんの眼病のことが気になってるんだけど、 ドラマではすでに治ったことになってるの?? ちなみに、おウメちゃんのモデルは、 ハーンが最初に滞在した富田旅館のお信のぶさんです。 史実では、 お信さんの眼病を治療させない主人に立腹し、 ハーンは富田旅館を去って、 自費でお信さんの目を治療させたうえに、 目の病にご利益のある一畑薬師へお参りして、 当時としては大金の10円をお寺に納めてる。
なお、一畑薬師は、 水木しげるに妖怪話や怪談を語ってきかせた、 のんのんばあの信仰してた島根半島のお寺ですね。 https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/202209030000/ ◇ 小泉八雲と水木しげるが、 一畑薬師で結びつくのは偶然じゃなく、 おそらく、 ゲゲゲの鬼太郎が左目のない隻眼なのも、 小泉八雲の隻眼と無関係じゃないと思います。 ラフカディオ・ハーンは、 子供のころの事故で左目を失明したけれど、 鬼太郎は生まれてすぐに、 墓石に打ちつけられて左目を失うのですよね。 そして、 すでに死んでいた鬼太郎の父親が、 息子の将来を案じて目玉の姿で蘇るわけです。 — まいか (@JQVVpD7nO55fWIT) January 12, 2026 もともと、 母の墓から鬼太郎が生まれる設定も、 八雲の怪談「飴を買う女」から来てるらしい。
盲目の僧が耳まで奪われる耳なし芳一。 ![]() ◇ ところで… ラフカディオ・ハーンが、 黒人クレオールの妻と出会ったのは、 オハイオ州のシンシナティですが、 北部自由州だったオハイオは、 南部奴隷州のケンタッキーに接してて、 オハイオ川を渡ってくる逃亡奴隷も多かった。 ハーンと結婚したマティ・フォリーも、 やっぱりケンタッキー州の出身なのですね。 ◇ 彼女の髪は縮れ毛で、 顔立ちもアフリカ系ではあるけれど、 肌の色はそれほど黒くありません。 逆に、ハーンは、 父方の故郷アイルランドで育ちながら、 もともと母方がギリシャ系だったので、 (そのために母親が差別されてた可能性もある) わりと肌の色は浅黒かったといえる。 — まいか (@JQVVpD7nO55fWIT) December 13, 2025 ◇ その後のラフカディオ・ハーンが、 ニューオリンズやマルティニークへ向かったのは、 そこに寛容なクレオール文化があったことと、 たぶん無関係ではないだろうと思います。 オハイオ州では、 白人と黒人の結婚が禁じられてたけど、 ルイジアナ州やマルティニークには自由黒人も多く、 非公式な内縁関係(Plaçage)のなかで、 有色人種の女性との間に生まれたクレオールの子が、 白人家庭で育てられることもあった。 それが、 ジャズを生み出すようなクレオール文化に繋がった、 …ということです。 ![]()
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最終更新日
2026.01.12 21:25:22
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