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まいかのあーだこーだ

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2026.04.12
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宿飯の踊る鮑がキュウと鳴く 残雪の宿よ黄金のほうとうよ うりずんや黄肌一本抱き戻る 可惜夜の菜の花椀の湯気やわらか 朝食はバイキング庭の初桜 春の宿小鉢八つの朝餉かな 若女将の言われるままに春を食む 宿鍋の青き火見つむ卒業期
4月9日のプレバト俳句。
お題は「旅館のご馳走」。




的場浩司。
うりずんや 黄肌一本抱き戻る


季語は沖縄の春「うりずん」です。

かたや、
歳時記の「黄肌(鮪)」は冬の季語ですが、
沖縄では初夏〜秋が旬の魚だそうです。

後者を季語として扱わないのなら、
あえて片仮名で「キハダ」と書くべきかも。



千原ジュニア。
宿飯の踊る鮑がキュウと鳴く
踊る火に膳の鮑がキュウと鳴く
(添削後)

上五「宿飯の」が説明くさいし、
すくなくとも「飯」や「膳」は不要情報です。

眼前の写生に徹するなら、
焼き網に鮑踊りてキュウと鳴く

でいいと思います。



筒井真理子。
可惜夜あたらよの菜の花椀の湯気やわらか
可惜夜や 湯気やわらかき花菜はなな
(添削後)

ネットで「菜の花椀」を検索すると、
菜の花模様の茶碗の情報ばかり出てくるし、
この句もそう誤読する人がいるはず。

添削句の「花菜」とは食用の菜の花の蕾。
これも「花菜椀」でなく「花菜汁」と書くほうが、
不用意な誤読を避けられるはずです。



キスマイ横尾。
残雪の宿よ 黄金こがねのほうとうよ
残雪の宿 ほうとうの椀熱し
(添削後)

詠嘆を2度重ねる必然性がなくて、
ただの音数合わせに見えるのよね。

添削句のほうが二物衝撃としても上です。



Aマッソ加納。
若女将の言われるままに春を食む
若女将の勧むる順に春を食む
(添削後)

これも添削で面白い句になりました。

わたしはプレバトの俳句で、
「食ふ」を「食む」と書くのが気に入らないけど、
この比喩的な「春を食む」という言い方は、
ちょっと動物みたいで愉快です。



蓮見翔。
朝食はバイキング 庭の初桜
初桜の席よ 朝食バイキング
(添削後)

原句は、
アンバランスな10+8の二句一章。

添削句は、
上6の字余りになってますが、
初花の席や 朝食バイキング

でいいのでは?



ふくらP。
春の宿 小鉢八つの朝餉かな
小鉢八つ 春の朝餉の迷い箸
(添削後)

末尾を「かな」で締めるときは、
途中で切らないほうがいい。

添削句は、
季語でない上五で切ってますが、
カットを割って二句一章にする必然性がないし、
箸迷ふ小鉢八つの朝餉かな

とするほうが形は整うと思います。




清水アナ。
宿鍋やどなべの青き火見つむ 卒業期


古語「見つむ」は終止形なので中七で切れます。
連体形なら「見つむる」ですね。

内容的に、
料理が出来るのをワクワクして待ってるのか、
固形燃料の火を凝視して暗い青春を悩んでるのか、
いまいち読み取りにくい句です。

ためしに、
卒業の旅 青い火が鍋を煮る

としてみました。



▽過去の記事はこちら
https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/ctgylist/?ctgy=12



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最終更新日  2026.04.14 05:28:00
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