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カテゴリ:プレバト俳句を添削ごと査定?!
宿飯の踊る鮑がキュウと鳴く 残雪の宿よ黄金のほうとうよ うりずんや黄肌一本抱き戻る 可惜夜の菜の花椀の湯気やわらか 朝食はバイキング庭の初桜 春の宿小鉢八つの朝餉かな 若女将の言われるままに春を食む 宿鍋の青き火見つむ卒業期
4月9日のプレバト俳句。 お題は「旅館のご馳走」。 ![]() ◇ 的場浩司。 うりずんや 黄肌一本抱き戻る 季語は沖縄の春「うりずん」です。 かたや、 歳時記の「黄肌(鮪)」は冬の季語ですが、 沖縄では初夏〜秋が旬の魚だそうです。 後者を季語として扱わないのなら、 あえて片仮名で「キハダ」と書くべきかも。 ◇ 千原ジュニア。 宿飯の踊る鮑がキュウと鳴く 踊る火に膳の鮑がキュウと鳴く(添削後) 上五「宿飯の」が説明くさいし、 すくなくとも「飯」や「膳」は不要情報です。 眼前の写生に徹するなら、 焼き網に鮑踊りてキュウと鳴く でいいと思います。 ◇ 筒井真理子。 可惜夜あたらよの菜の花椀の湯気やわらか 可惜夜や 湯気やわらかき花菜はなな椀(添削後) ネットで「菜の花椀」を検索すると、 菜の花模様の茶碗の情報ばかり出てくるし、 この句もそう誤読する人がいるはず。 添削句の「花菜」とは食用の菜の花の蕾。 これも「花菜椀」でなく「花菜汁」と書くほうが、 不用意な誤読を避けられるはずです。 ◇ キスマイ横尾。 残雪の宿よ 黄金こがねのほうとうよ 残雪の宿 ほうとうの椀熱し(添削後) 詠嘆を2度重ねる必然性がなくて、 ただの音数合わせに見えるのよね。 添削句のほうが二物衝撃としても上です。 ◇ Aマッソ加納。 若女将の言われるままに春を食む 若女将の勧むる順に春を食む(添削後) これも添削で面白い句になりました。 わたしはプレバトの俳句で、 「食ふ」を「食む」と書くのが気に入らないけど、 この比喩的な「春を食む」という言い方は、 ちょっと動物みたいで愉快です。 ◇ 蓮見翔。 朝食はバイキング 庭の初桜 初桜の席よ 朝食バイキング(添削後) 原句は、 アンバランスな10+8の二句一章。 添削句は、 上6の字余りになってますが、 初花の席や 朝食バイキング でいいのでは? ◇ ふくらP。 春の宿 小鉢八つの朝餉かな 小鉢八やつ 春の朝餉の迷い箸(添削後) 末尾を「かな」で締めるときは、 途中で切らないほうがいい。 添削句は、 季語でない上五で切ってますが、 カットを割って二句一章にする必然性がないし、 箸迷ふ小鉢八つの朝餉かな とするほうが形は整うと思います。 ◇ 清水アナ。 宿鍋やどなべの青き火見つむ 卒業期 古語「見つむ」は終止形なので中七で切れます。 連体形なら「見つむる」ですね。 内容的に、 料理が出来るのをワクワクして待ってるのか、 固形燃料の火を凝視して暗い青春を悩んでるのか、 いまいち読み取りにくい句です。 ためしに、 卒業の旅 青い火が鍋を煮る としてみました。
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最終更新日
2026.04.14 05:28:00
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