|
カテゴリ:プレバト俳句を添削ごと査定?!
春風のドンキ四つ折りのレシート 春色の銀座シャネルの紙袋 蒸しパンや子の背に触る春の風 春風に揺れぬビニール月曜日 布団を運ぶ蝶より遅し一歩ずつ 革靴買ふ二十歳の春の新宿なり 丸ビルの光もらひて春心 春茜や小指に重き紙袋
4月16日のプレバト俳句。 お題は「春の買い物」。 ![]() ◇ 川島如恵留。 春風のドンキ 四つ折りのレシート 四つ折りのレシートで、 たくさんの買い物を想像させる仕掛け。 内容にリアリティがありますね。 個人的には「八つ折り」くらいのほうが、 もっと分かりやすい気もしますが、 たんに財布の大きさの問題?…(^^; ◇ こたけ正義感。 蒸しパンや 子の背に触さわる春の風 蒸しパンや 子の背に春の風やさし(添削後) 季語でない語を上五に置いて、 「蒸しパン」を主題にしたのはいいけれど、 風を擬人化したのは過剰でしたね。 なので、添削句が正解です。 ◇ 清水アナ。 春茜や 小指に重き紙袋 字余りさえなければ、 悪くない出来だと思います。
◇ Aマッソ加納。 革靴買ふ二十歳はたちの春の新宿なり 6・7・6の字余りだし、 やはり「なり」が不要に思えます。 ふつうに書けば、 新宿の春 革靴を買ふ二十歳 とも出来るし、 ややイレギュラーな形なら、 革靴を買ふ新宿の春 二十歳 とする手もあります。 ◇ ベッキー。 春風に揺れぬビニール 月曜日 春風の月曜 重きレジ袋(添削後) 春風の月曜 重きエコバッグ(添削後) 字面だけでは、 何のビニールか分かりません。 屋根のビニールシートなのか。 ゴミを縛るビニール紐なのか。 かたや添削句のほうは、 「月曜重き」とも読めてしまうので、 語順を入れ替えて、 月曜の春風 エコバッグ重し としたほうが二物衝撃が際立つと思う。 ◇ おいでやす小田。 布団を運ぶ蝶より遅し 一歩ずつ 買い物を抱え蝶より遅き歩ほよ(添削後) 原句は、 「布団」が冬で「蝶」が春の季重なり。 字面だけでは状況が見えにくいし、 二句一章にする必然性もありません。 かたや添削句の末尾は、 「蝶より歩の遅し」 とするほうが個人的には好みです。 ◇ 小林幸子。 春色の銀座 シャネルの紙袋 形は出来てますが、 「銀座/シャネルで買い物」って、 中身が凡庸だし、二物衝撃になってない。 なお、フリガナをふってないので、 通常は「しゅんしょく」と読むはずだけど、 なぜか番組では「はるいろ」と読んでました。 しかし、 蓮見翔の句のときも書きましたが、 https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/202602010001/ 「はるいろ」は季語ではなく、 現時点では意味の定まらない造語です。 作者はどっちのつもりで書いたのでしょうか? ◇ 中田喜子。 丸ビルの光もらひて春心 丸ビルの春や 光のティールーム(添削後) 季語は「春心」ですが、 描いてる実景は商業ビルの屋内照明だけ。 …それって季節の場面を切り取ったといえます? 添削句のほうは、 屋内照明じゃなく外光のように見えますが、 改作だとしても、そっちのほうがいい。 そもそも中田喜子は、 お召し列車だの、高級料亭だの、高級商業ビルだの、 そういうものから俳句の情趣を得ようとする発想が、 本質的に間違ってるんじゃないかしら? あくまで俳句は、 季節の詩情を切り取るものであって、 セレブの高級感を讃えるものではありません。 ▽過去の記事はこちら https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/ctgylist/?ctgy=12 ![]()
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026.04.20 17:02:02
[プレバト俳句を添削ごと査定?!] カテゴリの最新記事
|
|