金色のコルダ最終セレクション2☆好きな貴方に送る、最終セレクション…☆そして次の日、ツッキーは恥ずかしそうに、私に訪ねた。 「香穂子と呼んでいいだろうか?」 なんか……名前でよばれるのって……なんだか……こ、恋人みたいじゃない!? 私は承知した! 「そうか、ありがとう…香穂子」 うきーーーーーーや!って感じ…。じゃあ、私も今っから蓮ってよぶことにしよう。前なんて喚んでもかまわないっていわれて、ツッキー(前っからそう呼んでたけど)だったけど、これじゃ、ただのともだちっぽいから、蓮君(まだ君をはずすのはさすがにはずかしいので) と呼びます!宣言をわったあと、まだまだシチリアーノやっとひけたところなんだよ!のあと5日目…… そのあいだに、いつも聞き流していたリリちゃんの言葉に耳を傾ける。 なぜなら、セレクションでは使えない楽譜をもらった。 『愛の挨拶』というもの。 そして、25年前のヴァイオリンロマンスのこと。 ライバル同士だった男女が口に出して言えなかったことをリリちゃんがこの楽譜をわたして、魔法で風に音楽と心をのせて、彼に届けさせた少女。リリちゃんの象のまえで、恋は愛になったってはなし…(だったけ?)それは校内で有名なヴァイオリンロマンスの話。 わたしは『ヴァイオリンロマンス』なんて興味なかったけど、今は大いに興味があって…蓮君に思いを伝えるとしたらヴァイオリンだろうか? なんて、ロマンチックなことを思ってしまう… いっぱいなんとか、シチリアーノAは150にし、のこり4日目になって重大なポイントをわすれてました!清涼感!! A以外のシチリアーノを弾き捲る。そして、やっと18くらいになった最終セレクション前日! あとD!だけなのに技術がない!はう!!リリちゃん特製教本があるいじゃないか!!テヌートの本をゲットするものの……20までいたらなかったよぉぉ…… そして、最終セレクション! 控え室で着替えた蓮君と会った。 そして、まだ支度をしていない私を気づかってくれる。 「おわったら……いや…なんでもない…」 といって彼はほほを赤らめた。 そうかと思うと微笑んで、 「最後のセレクションだ、君の演奏を楽しみにしている。いいコンクールにしよう」 リリちゃんがいった言葉を思い出す。 『我が輩にとっても、お前にとってもいいコンクールに成ることをきたいしているのだ』 そして、手にはリリちゃんから貰った金のブラスレッドみたいなモノ(多分……楽譜だよね?) 『音楽がすべての存在でありすべての存在が音楽なのだ。人がすべての存在が幸せに気付くために……』 リリちゃんの思いが込み上げてくる…よし!がんばる! シチリアーノAの楽譜をもっていざ出陣!緑のエキゾチックなドレスで蓮君悩殺よ! そしてアクセサリーは金の巻リボン!胸にはナインスターのアクセサリ! さあ!私をみて~~~~~~!そして音楽を聞いて!!! と会場に向かう私…だけど……蓮君は私の前に弾くために悩殺衣装失敗!一位切り!切腹!ってかんじでした…… こんかいは『思い描くもの』 土浦『愛の夢』 柚木『ポロネーズ』 火原『ファンドール』 志水『我が母の教えたまし歌』 冬海『幻想小曲集第三曲』 月森『24のカプリース第24番』 日野(私)『シチリアーノ』 ハウ!みんなすごそうなタイトルの曲! 柚木先輩のは歌が……きこえる…… つっちーのはよくカフェとかでながれそう。 火原先輩のは力強い行進曲でみんなも良く知ってる曲。 コンクールのルールはみんなが楽しめる曲だからよくルールーにもあってるしすばらしとおもった。 蓮君の最強な曲って……ほんと凄い!これでセレクション?高校生?ってくらいにすばらしいそう!しかも私の前に! CMで聞いたことあったような… でもその曲をききながら蓮君の思いがつたわった。いろいろ会ったことが脳裏をかすめる。私に対して奏でてると感じた 憂いの曲がやっぱり凄い…きゅっきゅっきゅ!って凄い技術!。 しかもオーラがでてた。きれいな、前のセレクションで私が出してたやつより綺麗な……まけないもん! そして、私の番になった。 よし!行くよ!ヴァイオリン!最後のセレクションがんばろう!魔法のヴァイオリンの為にも!みんなが楽しんで聞いてくれるように…… 最後のセレクション負けてもかっても上座と下座をあらそうことは今は置いておく… 皆の為にたのしんでもらいたい。 そんな思いがヴァイオリンと一緒に流れ出る…蓮君に負けない程のオーラが出てるのを感じる…蓮君に負けたくない・勝負抜きだったはずなのに…蓮君のことを考えてしまう…あの表情いろいろあったこと。 清涼のあの時の風を思い出す… そうおもったら、いつも以上に光が……ファータたちが光となって私の曲で舞う。とてもきれい……今回のテーマ音楽と演奏がキーワードに入っていた。 蓮くんと今回のセレクションで話したことは音楽や演奏とかだった。そのことや、蓮くんの表情を思い出して奏でる。短い時間だったけど、いろいろの思いが重なって長い時間弾いていた気がする。 弾き終わって…みんな拍手がないとおもったけど、一気に拍手の波が会場全体響き渡った。 今まで以上の完成に一瞬真っ白になったけど、慌ててお辞儀をして、舞台をさる。 待っていてくれた微笑んで彼が拍手をしてくれていた。 そして、結果発表。 三位が火原先輩。 二位が何と…わたし…… 一位が蓮訓でした。 当然の結果だけどね。 デモ惜しかった。私が1024点で蓮くんが1038…… うむ……清涼さ20に至らなかった分だねこれは… そして、優勝したのはやっぱり私! 一位と二位が入れ代わっただけです。 これで終わった……ほんと、素人の私がここまでやるなんて、感動で涙がとまらない。 そんな私を蓮くんは微笑んで涙をふいてくれた。 やさしい…やさしい。蓮くん。 そんなあなたと一緒にいつまでもいたい…と心から思う。 (大分脚色してますがゆるしてv想像想像) 続く…! |