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2005.02.27
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原作が士郎正宗だとか、モーションキャプチャーがどうだとか、切り口は幾つもあるのだろうが、この映画の最大の魅力は何と言ってもメカの動きがかっこいいことにことだ。「スターウォーズ」の「Xウィング戦闘機」にしろ、「ナウシカ」の「メーヴェ」にしろ、「ガンダム」の「ザク」にしろ、古来、SFやアニメはメカがかっこよくないと始まらない。それにしても「暗殺サイボーグ」や「ランドメイド」の疾走感、しなやかさと言ったら、「マクロス」の「バルキリー」の登場以来じゃないだろうか。しかしその一方でそのストーリーにも関わらず「軽さ」と違和感を感じずにはいられない。モーションキャプチャーが生み出した限界と可能性が見え隠れする、新しい時代を予感させる作品。

西暦2131年。非核大戦は世界を壊滅に近い状態に追い込み、勝利国のないまま、都市「オリュンポス」によって統治されようとしていた。「ヒト」同士では争いを避けることができないとして、「オリュンポス」では感情や欲望を抑制された優良種クローン人間「バイオロイド」が住民の50%を占め、人と人の緩衝材となり、また都市の行政を行っていた。
未だ戦地で兵士として戦いつづけるデュナン・ナッツの前に、突然、巨大なヘリが現れ、彼女を拉致する。「オリュンポス」に連行されたデュナンの前に、サイボーグと化したかつての恋人ブリアレオスとヒトミと名乗る女性が現れる。戦場から平和な街に救い出され、安らぎを感じるデュナン。無事、入植も許可され立法院へむかう矢先、ヒトミとデュナンの乗ったダミノス式自動車がサイボーグに襲われる。デュナンはブリアレオスによって助けられるが、サイボーグは死に際に「アップルシードの封印を解くな」という言葉を残していく…





何ともいえない不思議な感覚。仮にここに登場するのがキアヌ・リーヴスやミラ・ジョヴォヴィッチ、ユマ・サーマンであったら違和感がなかったのだろうか。原作は「攻殻機動隊」の士郎正宗。事実、テーマ自体はかなり先進的なものでもあり、深遠なものを含んでいる。にも関わらず、あまりにもゲームを見ているようでもあり、リアリティを感じない。この感覚は「ファイナルファンタジー」の時のそれと同じであろうか。

モーションキャプチャーに対しての意見というのは以前書いてものと基本的には変わっていない。ただ今回、実際に「アップルシード」を見てみて思ったのは、例えばブリアレオスやランドメイドのような「無機質」な者の動きに対しては実際の動き以上にリアリティを与えられるというもの。人という有機物については難しくとも無機質な物体の動きに対しては、2Dのアニメを超える可能性は十分にある。

以前にも書いた通り、仮にどれだけ「動き」を模倣できたとしても、それで全体から醸し出される「雰囲気」「感情」「オーラ」「魂」「存在感」というものは語り尽くすことはできない。例えば「オリュンポス」でブリアレオスと出会い、安心しつつもしかしベットではなく床で寝てしまうデュナンの姿というのは、「安堵」「不安」「警戒心」そういった様々な要素がその姿や表情、雰囲気の中に込められなければならない。しかしモーションキャプチャの動きとあの平面的な絵柄では、確かにポーズとしてはそれでいいのかもしれないが、何も語りはしない。例えばより精緻なデータによって顔の輪郭までもなぞったとしてもそれだけではない。ここに1つの限界があるといってもいい。 →続くを読む





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最終更新日  2005.02.28 00:38:59
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