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今日は図書館の講座へ行ってきました。 ーストーリングテングへのおさそいー 子供と楽しむ絵本とおはなしの世界 の第2回『昔話を楽しむ』です。 前回もとっても楽しかったので、今回も楽しみでした。 先生は芦田悦子先生。現在は大学で非常勤講師をしている方です。 ☆むかしばなしとストーリーテリング 昔、テレビやインターネットがない時代、人々は起こった出来事、 それによって引き起こされたいろんな感情を語ることで人に伝えた ↓ グリム兄弟や柳田邦男なんかが昔話を書き留めて文字にして固定した ↓ 文字になったお話を覚えて語る=現代のストーリーテリング 現在ストーリーテリングをするときも 「おもしろいことがおこったから人に伝えたい!」 って感情を大切にすることが大事! ☆『かしこいモリー』を題材に、昔話の特徴や大事なこととは 1、繰り返し(繰り返しは大概3回「三匹のこぶた」「三枚のおふだ」) 2、予告、警告、約束 3、極端を好む(黒いオオカミとまっしろなこやぎ、王子とこじき) 4、目に見える形で表現(悲しみ=涙、荷車いっぱいの金貨) 5、登場人物が類型的(お姫様=うつくしい、大男=人食い) 6、最後がハッピーエンド(王子様と結婚、悪者は死) ☆むかしばなしの残酷さについて こどもたちは主人公についていっている。 残酷さは強調せず、でも悪者はきちんとやっつけられる。 ☆こどもたちに昔話をきかせることの意味について その子によるが素直に聞けるのは8歳〜9歳ぐらいまで。 子供の無意識に働きかけることができる。 「力が強いか、知恵を働かせるかすれば、生き延びられる。 非力、小さい主人公が最後には幸せになる。」という希望を子供に持たせる。 昔話をたくさん聞かせてあげることによって大丈夫のメッセージを伝え続けられる。 と、こんなかんじで、ほんとに面白かったです。 昔話が大好きな私。 でもこんな風にきちんと昔話の魅力について聞いたことがなかったのです。 今回のお話は、うんうん、なるほどー!とか、 そうそう!そういうことだったのかー!とか もうなんかうなずきっぱなしでした。 上のコはもうすぐ10歳。下は6歳。 今のうちにたくさん、昔ばなし 聞かせてあげたいです。 先生が紹介してくれたこの本もよんでみたいです。 『昔話の魔力』ブルーノ・ベッテルハイム お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年10月22日 12時57分36秒
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