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カテゴリ:一般整備
本日はナビでもなくオーディオでもなく 車のお話 当店に初めて入庫されたお車です 近年の国産車は非常に優秀でろくに手入れしなくても しっかり走る。特にT社w 車検も通すだけという事を 繰り返しても、普通に走ってしまうのですね しかしながら、そのしわ寄せは 必ず来るわけですね 上手なタイミングで乗り換えをされる方は 乗りっぱなしでもしわ寄せに遭遇しない方もおられるかもしれません しかし 車検を通す前に車を乗り換えていれば回避できたのでしょうが 今回のように、車検をとりもう少し乗りたい という事になると・・・ 13万Km強 提携の車検整備屋さんにお願いする前に 当方でも軽くチェックをするのですが・・・ 光軸 光量が出ないと車検が通りません 通らなければ磨くというのは非常に効率が悪いので事前に磨きます それでも中の曇りはどうしようもありません。点灯すると真っ白になります。 ちなみにタペットカバーパッキンからもオイル漏れてます 滲みとかじゃなくて漏れの域です これは、定期交換部品という感じで10万キロ前後で交換する部品になりますが (このタイミングでプラグも一緒に変えておいたほうが良いです) おそらくタイミングベルト交換で費用がかさんだ為次回に持ち越しになったのでしょう タイミングベルト交換もV6の横置きエンジンは 費用がかさみます^^ (近年はタイミングチェーンになっていますのでオイル管理さえ しっかりしていればここは回避できますね) プラグ交換も、バルクヘッド側は工賃割高になりますので V6のエンジン積んだ車は10万キロ手前で手放せ! というのが定番といえば定番^^ V6の横置きのエンジンのカムカバーパッキン交換も 直四のエンジンよりはるかに工賃が高くなりますので (部品代は数千円ですが) 前回の車検あたりで交換しておくとよかったのですが・・・ 前バンクも後バンクも下にはエキマニあって高温になりますので ここまで漏れてると見逃せません エキマニにオイルが滴るとどうなるかは想像に難くないと思います そして車重が重いせいでしょうか 錆のせいでしょうか こちらもセクシーにも程があるってくらい しっとり濡れ濡れです みんなこうなるようで、中古品探しても状態の悪い高額なものしか出てこないので 補修用新品パーツを使用するしかありません^^; ショックのオイル漏れは車検に通りません というより車重の重い車のショックの抜けは 結構怖いですね、直進安定性の悪化や、 高速でバンプした時など考えると恐ろしや~です。 ところで、すんごい錆です フロントのブレーキキャリパーとディスクはさすがに 前回の車検で交換&オーバーホールしてたようですが どうにもブレーキのタッチがおかしい^^; そもそもカチッとしたフィールのブレーキではないですが・・・ このお車は車重もありますので4輪ディスクブレーキ 後ろ側はどうやら、前回の車検でパッドのみ交換された模様ですが・・・ 右も左もパッドが取れませんT.T パッドのガイドの金具の下で 錆が育って、 パッドを圧迫し、パッドの固着状態 ちょっとやそっとでは動きません マウントブラケットも交換したいです 向かって左はほぼ新品、向かって右は、ほぼ0mm パッドセンサー付き側が減っていないのでこの状態でも 当然『キーキー』言いません^^; 何が怖いってこの車重の車ほぼリヤブレーキ効いてなかったわけで そのまま、数年何も知らず運転していたわけですね。 安全運転のお客様だったので大事には至らなかったのでしょうが 壊れなくなった国産車の弊害とでも言いましょうか・・・ 当然キャリパーの動きも悪く ディスクローター・パッド交換・キャリパーオーバーホール ブレーキフルード全量交換決定です さらに、状態が悪ければ キャリパーASSY交換 ブラケット交換となってしまいます この後当店提携の車検整備業者さんにお願いし整備して無事に 車検を合格しましたが ブレーキフルードも相当劣化し汚れていたようです ブレーキフルードの劣化は ・べーパーロックがおきやすくなったり ・ブレーキシステム内の錆による腐食が起きたりします =高額な修理代金がかかる修理が必要になる場合もあります。 最低でも車検2回に1回は交換しておきたいところ (本当は車検ごとに交換だったかな^^) ブレーキフルードは非常に吸湿性が強く、ローターからの高熱も伝導するので 劣化するものです 車は走らないことよりも、止まらないこと、曲がらない事のほうが 怖いのです 安心快適に車の運転をするためには ほどほどの、点検と整備と、ほどほどの出費は必要なのです^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/10/03 08:39:21 PM
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