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30年過ぎ…また君と二人で~

30年過ぎ…また君と二人で~

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2008.03.19
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ちょっと古い話しで恐縮ですが~
あるベトナム帰還兵の話です。(実話)
ベトナム戦争終結間近のころ、

ある母親のところに軍司令部から電話が入りました。
それはベトナムにいた息子から、帰還するという連絡でした。
その電話で、息子が母親にある話をしました。

「お母さん、お願いがあるのですが…
実は友人を一緒に連れて帰りたいのです。
彼はこの戦争で両足を失ったので、彼を助けたいのです」

それを聞いた母親は、考えてから息子に
その友人を連れてきたら、もしかしたらこの先一生
彼の面倒をあなたが見なければならないことになるかもしれない…

あなたのこれからの人生にとって重荷になるかもしれない…
やめた方がいいのではないかという話しをしました。
それから何日か過ぎた頃に、今度は軍警察から電話がありました。

その電話は、「あなたの息子さんが自殺をしました」という知らせでした。
母親は信じることができないくらい驚き、
その理由を知って、大きな悲しみに打ちひしがれたのです。

それは、あの時息子が電話で話していた
足を失った友人というのは自分のことだったこと、
それを友人のこととして、母親に話したときに聞いた言葉から

自分が帰ることが母親に負担をかけてしまうことになると
息子は自殺したことを知りました…
それを知った母親の嘆きはどれほどのものだったでしょう…

母親の子供に対する愛情というのは無償の愛と言われます。
しかし、時々、子供に条件付の愛しか持てないことも
あるのではないでしょうか?

子供の(あるいは友の)真の幸福と喜びを自分のことと同じに、
願うだけではなく、追い求めることができるでしょうか?
そのような愛を持っていたら、

愛する息子を失わずにすんだからもしれない…





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最終更新日  2008.03.20 00:32:38
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