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【大手電気工事会社】


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この会社の支店は千代交差点にドンと銀色に聳え立つ、自社ビルだ。

ビルの前に申し訳なさそうに千代交番がある。

このビルの門番のようである。

ぼくは近くのパーキングに車を停めて、この交番の前を通り、ビルの1階に入った。


受付には無人の受け付けがあり、電話と部署内線番号表がある。


さて・・・・。

7つの部門表示。


エイッ、ヤーッとある部門にダイヤルする。

出たのは桃井かおり風のけだるそうな女性の声。


ぼくが訪問目的を話すと彼女は

「いま、部長は会議でいないんですよね」

では、他の部門でどなたかいらっしゃいますかと聞く?

「部長連中は今日は会議で不在なんですよね」



ぼくは彼女が言った「部長連中」という言葉に、これはいいと直感して言った。


「やはり御社のような大会社は、どこの部署に行けばよいかわかりません、

あなたにお伺いするのも申し訳ありませんから

前にある千代交番に聞いたほうがいいかもしれませんねぇ」



電話口の彼女は一瞬、間を置いて「・・うふふウ」と笑って続けた。

「うちの部長の名前は○○です。たぶんお尋ねの担当部署は子会社の△△が部長だと思いますので、

次回どちらかに電話してアポイントをとってみてください」



部署と担当者名がわかれば初期訪問は成功したのも同然だ。



明日、まず○○部長に電話して用件を話した。

○○部長は僕の用件を聞くと、それは自分の部署ではなくて××の部署ですが

おたくに二度手間おかけするのもなんなんで、ぼくから伝えておきます。

よくてもだめでもご連絡さしあげます。ということだった。



さすがだなと思った。



ぼくは自分の携帯番号を○○部長に伝えた。



その日の18時ころに携帯に着信があったが回りの騒音にかき消されて気が付いたのは

もう20時だった。

充分気をつけていたのにうかつであった。


留守電には○○部長ではなくて実直そうな声で○×という名前が残っていた。


次の日さっそく朝9時10分に○×さんに電話をして10時にアポイントが取れた。


急いで千代に向かう。

昨日の駐車場に停めて、交番前を通ってビルに入る。


指定された6階に着くと○×さんがエレベータの前で出迎えてくれていた。

会議室に案内されて名刺交換をする。

ズバリ、願った部署の部長さんであった。




帰り、玄関を出て千代町交番の前を通るときぼくは立ち止まって右手を顔の横にあてて、

「敬礼」をした。




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