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やあ久しぶりだね曜子ちゃん

あたしね、ウツからようやく立ち直って、でもいまでもね、こうしてリラックス

する本を読んでるの、パッと開けてそのページを読むの 

シャンパンの泡のようにしゃべり続ける

ぼくはおしゃべりなコは好きなほうで、なぜなら聞き流してほかの事を考えられるから

これが言葉少ないコだとそうはいかない

たぶん彼女はサービス精神旺盛なコで、間があくのはもうしわけないことだと

思っているのだろうか、いや、単に溢れてくる泡が開放されているだけなのだろう

近くにいた憲次くんが声をかけてきた

ゴルフに行かないか？

ところで最近結婚したんだよ、いまからお金もかかるし大変だ

教育はお金かけなくてするものじゃないし、本人に学費もかせがせればいいじゃないか

そんなぼくに彼はそうはいってもなあなんていう

横にいた勇二が、高校卒業してぷーやってた息子が今度航空自衛隊に志願しましたよ

日本も徴兵制にすればいいのにですね

柔道や空手、すくなくともスポーツ経験した体育会系は礼儀をわきまえていていい

徴兵制もそれに似たところがあるからぼくも賛成だ

母から電話があってだいぶ回復したと言う

ドクターからいい息子さんですねといわれて嬉しかったという

こころが迷走すると妄想がはじまって迷信に落ち込む

迷走を正すのは愛情ということなのだろう

ぼくはアイルランドパブが大好きでそこに集う人々に平安を感じる

タップショーやギターや歌のなかで一日の疲れを癒し、話題に包まれて

肩を組みながら民謡を皆で口ずさむ

ビールと笑顔に包まれた時間はとてもうれしい