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果物や絵画を味わうように女体を眺め感じるとそれは彼女たちの人種や 個性を越えて、たとえば蝉の透明な羽を思わせるような世界に陥る。 歌っているだけでよい、無駄な話は女体の美を損ねてしまう、そう思うから 彼女たちが話しだそうとするとぼくはその口を塞ぐ。 その曲線より感じる精神をぼくは見たことがない。 だからただ黙っていてほしい。
北欧の体はフィンランドの海の冷たさを思わせ アフリカの体はその汗に猛獣の声を聴き 上海の体は広い大陸との交差点の味がする。
世界の女体たちよ、その香りは宇宙より深く、沈黙はいっそうの美を醸し出す。 どうか終りのときまで、言葉を発せずに、ただ、体感だけをぼくにくれないか。
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最終更新日
2011.07.22 23:28:35
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