寒月に咲く花

びっくりしたけど、まだ、驚いてるけど、

私の友達の友達が自殺しました。

線路歩いたそうです。自分から。

部活の時間になって、部室行って喋ってたけど、なんかその子の様子がおかしくて、
「なんかテンション低いなぁ？」
って言ったら
「うん。だって友達死んだもん」
って。

何て言って良いのか分からないって感覚を痛感しました。
「事故？」
「ううん」
「じゃぁ病気とかで？」
「違う」
頭が回転しなかったので、そのときは一家心中?!他殺??とか思いました。自殺なんて単語は浮かびませんでした。
人が死んだってだけでその先が出てきませんでした。



「…自分から線路歩いてった。」



その子はボソッと呟きました。
体の中心が痛むのと共に時間が止まりました。

それから、いろいろ話してくれました。
もしかしたら自分も会った事のある人で、元陸上部の男の子。
その子は長距離で駅伝も一緒に練習して、走ったそうです。
ちょっと不登校だった時期もあって、悩みも聞いてあげたり、家まで行って励ましてあげたりしてたそうで、喋ってる時、今にも泣きそうでした。
でも、こういう時は誰かに喋っておかないと気持ちが溢れてキツイから、言いたいこと沢山言っとくべきだと思います。
たがら、30分くらいずっと話を聞いていました。

まだどうしていいのかわからないけど、とりあえず話を聞くだけでもできるなら聞いてあげたいなと思いました。



自殺した子の考えは分からないけれど、そうやって逃げるのは一番良くない事だと思います。
「オーラの泉」の江原さんが言っていたけれど、そんな死に方をするとその魂はまた同じ経験をしないといけないそうです。
だから、また同じ苦しみや悲しみを味わう事になると聞きました。
私は霊とか魂とか信じてしまっているので、それならしっかり生ききってこの世を去りたいと思っています。







全ての存在するモノには必ず終焉がくる。
悩みながらも、苦しみながらも、その中に喜びや幸せを見い出しながら私は生き、此処に存在している。
同じことを考えている人なんて誰もいない。
全く同じ価値観の人なんて誰もいない。
そんな中ですれ違い、ぶつかりあいながら生きている。

生きてる。