2015/05/20(水)19:35
子どもを本気で叱れるか
中学生になると、子どもが急に親の言うことを聞かなくなったという経験はないだろうか。
これって、幼少期から「本気で叱る」ということをどれだけやってきたか、ということが大きく関係していると思う。
「褒めて伸ばす」
これはもちろん大事。
しかし、それと同じくらい
「叱って抑制する」
ということも忘れてはならない。
むしろ、そっちのほうが大事かもね。
褒めるという行為に、「親の覚悟」は必要ないが、
叱るという行為には、「親の覚悟」が不可欠だから。
叱るほうも気分的に嫌だしね。
親が本気で怒るとき、子どもがしっかりと「恐怖」を感じること。
これが大事。
親が子を思い、本気で怒ったときに子どもが感じる「恐怖」は、子どもを萎縮させない。
「ずずーん」と染み入るだけだ。
これを指導者がやってしまうと、子どもは「萎縮」する。
親以外の大人には「絶対的な生命の保証」がないから。
これは本能の部分で感じるものなんじゃないだろうか。
こういう「本気の怒り」を小さい頃から与えられてきた子どもは「親の怒り」によって自分を抑制できる。
だから中学生になっても子どもは言うことを聞くのだ。
本気の親の怒りを知らない子
その怒りが本気じゃないと見抜いた子
この子達は成長するにつれ、親がコントロールできなくなる。
その結果が「今」なのだ。
まだ間に合う。
わが子を本気で「思う」のなら、本気で語り、本気で怒ろう。