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2019.12.13
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あぁ・・・僕が人生で2番目に好きなドラマの続編が終了してしまった・・・
もう10話もやったの?もう終わったの??つらい。。。。

って言えるぐらいには、楽しませていただきました。
もっと見たかったけど、9話や8話で終わってしまうドラマもあるこのご時世、
10話やってくれたならまぁ、いいか。。。
チェインストーリーもあったしね。

やっぱねー。桑野さんの一挙手一投足がすべて面白かった。
阿部寛がすべて計算づくでやってるのまで含めて好き。
他のキャストも僕は良かったと思ってます。
「前作の○○さんが居ないとダメ」とか「変えないで欲しかった」なんていう意見もあるようだけど、
それこそ結婚できない男の世界観が崩壊しちゃうよ。
前作はあそこで終わってるのが良くて、続き作っちゃうのは無粋かと。

で、今作も同じことが言えると思いました。
終わり方が結局前作とほぼ同じだったってのもありますが、
もし更に次回作が数年後に作られるとしたら、またキャスト一新だろうし、それで良いと思ってます。

でも、僕は結婚できない男はこれで最終シリーズで、もうこれ以上の続編は無いと思っています。
そもそも、第2シリーズを作るのも今がギリギリ限界の時期だったんじゃないかと。
だって主人公の年齢を考えると。今53でしょ、もうこれ以上先はそろそろ、
その歳になって結婚するほうがむしろレアで、このまま独身を謳歌するのがマジョリティーでしょ。
還暦超えて、「まだまだ結婚できない」とか言われても、逆に「いやこれから結婚すんのかよ」って思うもん。
(※その年齢になって結婚する人を否定しているわけでは決してありません。あくまで一般的な見解の話です。)

もちろん、これ以上続編は作らなくていい、と言いたいわけでもないです。
大好きなシリーズなので、またもし作られるとしたら、喜んで見ます。ただ、可能性は低いだろうな、と。

で、なんか先走って続編とかの話を先に書いちゃいましたが、改めて今作の総括を。
まず、前回第4話が終わった時点で書いた感想との照らし合わせですが、その後意見が変わった部分がありました。
というか、ぶっちゃけるとそこから先、評価を落としました。

まず全編通して僕が一番疑問に思ったのは、戸波早紀さんのキャラクターの描かれ方。
序盤では桑野に結構助けられたりして、また本人も
「ちょっと変わった人だけど、頼りにはなるし、何だかんだでいい人」みたいな認識を桑野に対して持っていたはず。
それが、中盤のどこかの回からか(5話あたり)突然、桑野を避けたがるような素振りを見せ始め、
女子会をやってる時に桑野がサムゲタンか何かを持って来てくれた時の態度は最悪。
あなたはいつ、桑野に何をされた?視聴者はそれを知らないよ??
愛らしいキャラクターなはずなのに、あれでは印象ガタ落ち。脚本なぜそうしたし。
せっかく序盤では、有希江さんと同様、桑野に対して理解を示していて、
今作ではそういう部分が前作からの変化として展開されていくのかなと思っていただけに、非常に残念。

また、これに関連して、桑野に結局なにか偏屈なことを言わせて周りに呆れさせる、
というパターンを、だんだん無理矢理こじつけてるように見えた。
各話で桑野が何だかんだで良いことをしたり言ったりするのだけど、
そこからのオトし方というか、持って行く流れがワンパターンかつ強引になっていた気がした。
なんか、今作の女性陣って桑野のことを本来ならもっと理解できるキャラクターたちな気がするのに、
脚本が桑野にイヤミなことを言わせて、それで女性陣たちを桑野を嫌わせる方向へ持って行くのが強引というか。
中盤以降、特に5〜7話あたりかなあ、そんな印象を受けてました。
何だろう、そんなことはしなくても良いのに無理矢理前作に寄せて行ってる感というか。

そんな中、有希江さんだけは救いでした。
彼女は正真正銘の、前作には全く無かった概念のキャラクターだし、
そこを活かして新しい風を吹かせてくれた部分もありました。
特に僕の中で、今作で一番の名シーンだと思ったのが第9話のもんじゃ焼き。
あれは阿部寛がめちゃくちゃ面白かったのもあるけど、
それ以上に有希江さんが桑野の薀蓄を全否定し、「あ、ここから喧嘩に発展してしまうのかな」と思いきや、
桑野を丸め込むことが出来てしまうという、結婚できない男史上稀に見る名シーンだと思う。
あんなことが出来たのは過去含めても有希江さんだけじゃなかろうか。
あそこで多くの視聴者は「この2人こそがお似合い」だと思ったことでしょう。
僕も、9話の時点では完全にもう、桑野と有希江さんでいいじゃん、と思ってました。

そこからの最終回。ここでようやく桑野とまどかが急接近することになるわけだけど、
この持って行き方がこれまたやや強引だなという印象。
それまではただ喧嘩してただけみたいな関係が、お互い意識し合う関係になるにはあと2話分ぐらい欲しかった。
これはやっぱり、前作に比べての話数自体の少なさが痛いなーとは思いました。
最終回でも有希江さんは神がかっていて、
恐らく桑野は自分よりもまどかさんの方がお似合いだと思って、嘘をついて身を引くのがカッコ良すぎた。
あの人まじで今作の準主役級でしょう。草笛さんが出ない回では稲森さんの名前がクレジットのトメなのにも納得。

で、最終回のリハーサルのくだり、これがまた強引。
前作の最終回の、「同じ家に住んでいるのを想像できない」=「結婚できない」に結び付けるのは、
このドラマのテーマのひとつである「家」のことも絡んでいて、
オチに使うロジックとしてはなかなか秀逸だなと思っているのですが、
今回は良いこと言ったあとに「これはリハーサル」って、無理矢理すぎじゃないですか。
もうちょっと何か、オトすのに良い理論なかったのかな。
あそこは結局、吉田羊の演技に救われて笑っちゃった、みたいなところがありました。

文句ばかり垂れて来ましたが実は、最後の終わり方が個人的にめちゃくちゃ良かったと思ってます。
一見、前作と同じ感じですよね。
ヒロインの女性とちょっとイイ感じになって、2人で歩いて行くシーンを上空から映し、
最後に相手を自分の家に迎え入れるのを示唆するような描写(前作は模型、今作はバナナ)で終わり。
しかし決定的な違いがひとつあると思っています。
それは、明確な恋愛感情の有無。
前作では、早坂先生に対し明確に「好き」という言葉を使い、
実際、そこから交際にまでは発展したということも英治の口から語られていました。
しかし今回のまどかさんとはどうでしょう、少なくとも最終回時点では、お互いそこまでの認識には見えません。
「居なくなると寂しい存在」ここまでの描写しか無いのです。
これ、僕が思うに、桑野が13年かけて出した答えのひとつなんじゃないか?と。
彼はもう、結婚したり、しようかと揺らいだりすることは無いと思います。
恋愛に関しても、前作の早坂先生とは一旦くっついたということはその後破局したということだし、
それなりに痛い目も経験しているのでしょう。
ただ、異性にまどかさんみたいな存在が居て、そういう人と、何らかの形で仲良くやって行く。
これが彼なりに導き出した、幸せな生き方なんじゃないかと、最終回を見て僕は思えました。
それにはもうひとつヒントがあって、
犬の散歩で仲良くなった工藤との関係を桑野にイジられた時の早紀さんの発言。
「自分が激しい恋をしないと、そういうお芝居が出来ない、なんてことはないんじゃないかな」という。
これって、要は工藤との激しい恋の可能性を否定してるわけですよね。
そういう発展というか、そういうゴールをしなくても、幸せな生き方はあるということの、
これもひとつの示唆なんじゃないかと僕は思えました。
そういう点で、うまいこと前作からの変化を盛り込みつつ、絶妙な落としどころで終えたなと。
終わり良ければ全て良しじゃありませんが、この終わり方があって、
僕のこのドラマに対する評価は再度上がりました。
また、この結論があったからこそ、僕は初めに書いたように「次回作は無い」と思えました。

因みに次回作が無いと思える理由はもうひとつあって、それは有希江さんの存在です。
もしまた、早坂先生と同じように、まどかさんともイイ感じになったとしても、
次回作が始まるということは、またそれがリセットされることでしょう。じゃないと話が作れない。
だったら、身を引いて桑野とまどかを後押しした有希江さんはどうなるのか?
2人がうまく行かなかったのなら、今度はそれこそ有希江さんが桑野の前に登場しても良いんじゃないか。
というややこしい関係が出来てしまっているので・・・。
あったらあったで喜んで見ますけど!!!

そんなわけで、僕的にはもうこれ以降の続編は無いと思っている結婚できない男シリーズ。
そう思うと、ことさら寂しさがこみ上げて来ます。
もう何でもいいから、あの桑野を見たい、なんて思ってしまうw
先に書いたような色々な不満点もありましたが、前作より良かったと思えるところもたくさんあったし、
何よりも毎週火曜日の夜がめちゃくちゃ楽しみでした。
TVで見たあと、好きなシーンをGYAO動画でもう一度見たりしてたしねww
雰囲気を壊さず続編を作ってくれたスタッフ陣に感謝です。お疲れ様でした!





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最終更新日  2019.12.13 03:59:27
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