2010/03/27(土)14:44
加藤和彦さんを振り返る・・。
今更どうして??と思うと思いますが、最近文藝別冊より
追悼 加藤和彦
という本が発売されていたので、手に取りレジに行きました。
実は、昨日の買出しはこの本を読んで過去の作品に触れようと思ったものでもあるんです。
今までのロングインタビューや、今思えば凄いとも思える小田和正さんや細野晴臣さんとの対談。大変仲のよかった作詞家で医者でもあるきたやまおさむさん、ミカバンドで同じだった高橋幸宏さんや小原礼さんのインタビューが掲載されており、大変濃い1冊でした。
やっぱり読んでいて、思ったのは、加藤さんの個性ですよね。
フォークルの時に、「帰ってきたヨッパライ」という電子音楽の魁を歌に取り込んだわけですからね。そして、2番目の奥さんであった作詞家の安井かずみさんの存在の大きさ。彼女の方が年上だったのに、それを気にせずに結婚をして、最後は死別という形になったこと。
加藤さんの場合は、プロデューサーという位置にいたと思うので、作曲がオンリーだったと思うんです、それには作詞がどうしても必要だったわけです。それが突然いなくなる、なくなってしまうわけです。それを考えれば、迷走するとは思うんですよ。何かで穴埋めをしなければいけない、職業柄しょうがないとは思うんですけど、それが原因で亡くなったあと1年後に結婚してしまったと思うんです。
本当に孤独だったんじゃないかな~と思って。一人の時間とか考えられなかった、音楽なしでは自分が生きている心地がしなかったんじゃなかったのかな~と思います。
フォーク→ロックへ、そして安井さんと出会い、名曲でもある飯島真理さんの「愛・おぼえていますか」が生まれるわけです。いつ聴いても涙が出ますね、今までこんなにいい曲を聴いていなかったのが凄い自分で後悔です、あの出だしだけで涙腺に来ますね。この二人の愛の形がしっかり出来ていたのがよくわかる作品です。
そして、またいい曲が多いんです。ベッツィ&クリスの「白い色は恋人の色」の旋律の綺麗さ。作詞は北山修さんなんですけど、ほとんどアコースティックなのに、あのハモリが綺麗すぎる。そして名曲だと思います。
私も中学で学級歌としてあったのが「あの素晴らしい愛をもう一度」です。
これも本当にいい曲ですよ。
和彦さんは、本当にもったいない。
何故あのような最後を選んでしまったのか・・。
まさに紳士だったし、料理も上手かった。
歌も凄くよかったし、何でなんだろう。
まだこれからも大暴れして現在の音楽界をに針をさしてくれるような存在でいて欲しかった。
何で自らそうしてしまったのか、振り返れば謎でイッパイです。
本当にいい人を亡くしましたね。
加藤和彦ラスト・メッセージ
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