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テーマ:好きなクラシック(2373)
カテゴリ:クラシック音楽と楽器
バロック時代までは正調律が主流で、J・S・バッハが、平均律を
取り入れたのが元となり、連鎖的に平均律が広がったと記憶しています それまでの正調律はピタゴラスによって計算されたものだが しかし、音楽は、楽器が作られる以前より口ずさまれ、楽しまれてきた物 楽器の原型となった数々の物でも、経験的に音階が出来上がっていき 最初に倍音である、半分の周波数の音が決まり、例えばドならオクターブ上のド 弦楽器なら開放弦の音と、丁度半分の所を軽く触れて弾くだけで オクターブが出せる事を発見しやすかったと思われる 次ぎに、3分の2の所を押さえると5度オクターブより 下がった音階が出来、ドに対してソの音が出る このドとソの関係は、非常に調和が取れており、基本となっていく ピタゴラスはこの振動周期と音の調和が数学的に密接と考えた 問題は、間の音であるが、5度の開きは調和が取れるが、 更に5度下を取ると、レとなりオクターブに足りなくなる訳で、 試行錯誤の末に(間の説明が出来ません( iдi ) ハウー) 古代ギリシャの考え方の、振動比率による正調律が生まれた、 この時点で、12音階が作られて居たのだが、5度は調和が取れるが 3度のドとミが濁り、その後、何度か修正され、純正調律へと変化し、 バロック時代を支えた。 しかし、調和は取れた物の、全てに置いて調和が取れた訳ではなく 半音階の矛盾や、変調・転調に問題もあり、やがて全ての音階を 平均化しようと考えられて、現代の平均律が誕生したのである。 当然、ピアノなどの鍵盤楽器では、平均律は、とても相性が良く 転調しても違和感は無くなり、便利になった ところが、全てを平均化した為に、それまでの調和の取れた音階が 微妙にズレてしまったのである。 逆に言えば、現代音楽に慣れてしまった人は多少調和が取れていなくても 違和感なく聞こえてしまうので、やや音痴でも現代音楽はOKとなってしまった バロック音楽を聴くと、心が落ち着くのは、調和の問題なのだろうか… 鍵盤楽器に対して、弦楽器は本来無段階である為、 演奏家の素晴らしい耳によって調和の取れた和音に調整されるので、 特に弦楽四重奏などは心地の良いハーモニーとして心を打つのでしょう 平均律は音楽の多様性が広がった事で、受け入れるべき音階 反面、完全なる調和が損なわれてしまった音階とも言えます -------------------------------------------------------- う~ん・・・今日は書きながら、こんな事を題材にするのでは無かったと 反省しながらも、途中まで書いたのを破棄する勇気も持てず 結局UPする事にしましたが、待った!・・・の意見が入るのだろうなぁ~ 今日は自爆かも・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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