|
カテゴリ:カテゴリ未分類
図書館に併設されている展示ギャラリーで、太田市に住む馬込次雄さんの個展が開かれていました。 入口から真っ直ぐに見えた絵から、月の光が真っ直ぐにこちらを照らしていました。 パンフレットになっているのがこの絵です。 他にも、太陽が木の葉の間から降り注ぐ絵や広い草原を描いた作品など、どれも心が惹き付けらる作品でした。 偶然、馬込次雄さんとお話しすることが出来て、光を描く方法を教えて下さいました。 「色と色の間を感じさせると光が描けるんだよ。離れて見れば見るほど空気を感じて光が増すんだよ。」 とお話しして下さいました。 スラーの絵のように細かい点を集めて絵を描いてあります。その点と点は混ざることなく美しい色を届けてくれます。 どの絵も美しい風景だったので、どうしても聞きたいことがあり、一番離れたのですが、もう一度馬込次雄さんに聞いてみました。 「この風景は実際の風景ですか?それとも、馬込さんの頭の中の風景ですか?」 すると、こんな答えが帰って来ました。 「実際の風景を借りています。実際の風景の中で、何ヶ月もして自分の中に残っていたものを、余計なものを全て無くしてシンプルにしたものを描いています。すぐに描いてしまうと、余計なものを描いてしまうから、すぐには描かない。」と。 また、同じ言葉を聞いてしまいました(^-^) 時間がたっても残ったものが、必要なもの。 それを自分フィルターで形にする。 パステルで絵を描き始めた時から、風と光を描きたいと思ってきました。 こんなに光を感じた絵に出会い、今日は本当にうれしい気持ちになりました。 この絵を描くのは、かなり根気のいる作業だそうです。この技術を誰かに教えたいとおっしゃっていました。 もし、この馬込次雄さんとご縁があったら、時間がたって、どこかでつながるのでしょう。 本当に美しい光でした。 作品展は明日の17:00まで、太田市学習文化センターの展示ギャラリーで開かれています。明日、もう一度見に行こうと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月18日 20時25分30秒
コメント(0) | コメントを書く |
|