太正魔界倶楽部

2008/03/20(木)15:15

NEO3・2後楽園メインイベント

プロレス(228)

◆NWA女子パシフィック&NEO認定シングル選手権試合 60分1本勝負 <王者> 松尾 永遠 vs <挑戦者> 松本 浩代 ※王者・松尾、2度目の防衛戦 すっかり今更な観戦記になってしまいました(TT) 本当は8日の夜にしっかりと書いていたんですが、アップ直前にお釈迦にしてしまい、以降、仕事の合間に書くのも厳しい状態でした。 ということで、つらつらと思うままに書いてみます。 まずは、チャレンジャー・松本浩代選手について。 デビュー1年半で、シングル王座に挑戦する選手って、かつての女子プロ黄金期でもそうはなかったことですよね。 豊田や京子はいずれも3年目でジャパングランプリを制しブレイクしましたが、松本選手は2年でNEOステージを制し、タイトル挑戦権を得、そしてホールのメインを張りました。 2年続けてのジュニア・オールスター戦開催で、女子プロ界の”若い力”というものがどんどん育って来ていることは、だいぶ広まってきたと思うのですが、実際にタイトルに挑戦し、その試合がホールのメインを張るというのはそうそう出来ることではありません。 マスコミ間ではJの中島、仙女の奥田を採り上げる風潮がありましたが、この日を持って松本浩代が平成18年組のトップに立ったことは誰もが否定できない事実になっていると思われます。 今度、仙女において”じゃじゃ馬トーナメント”なる若手のトーナメントが開催され、それに松本浩代選手もエントリーされていますが、団体力による結果が見え隠れしそうなので、これには出て欲しくなかったなあ。 一方のチャンピオン・松尾永遠にとっては、この防衛戦までは逆風が吹いていました。 前王者・田村様の影を振り切れていないというか・・・。 ベルトを獲ったときが、崩れ気味のマック。 王者になった後は、三田さんを除いては基本後輩相手のマッチメイク。 元々が積極的にアピールする選手でもないので、新王者としてのお披露目的な試合に終始していた感は拭えません。(少なくともファンにとっては) それを”王者としての自己主張、風格がない”と捉えられ、さくらえみをして『現在の女子プロ界の中で、最も獲りやすいベルト』と称されもしましたし、中島や松本からは強烈な突き上げを食らいました。 裏を返せば、それだけ田村様が偉大な王者だったということなのでしょう。 その後の王者なだけに、松尾選手とすれば厳しい状態だったのでしょうね。 ただ、ベルトを獲る前を考えてみると、少なくとも私個人的には『松尾にベルトを巻かせることにより、より一層の成長を期待したい』と思っていました。 目に見えての成長こそないものの、いつの間にか立派な選手に育ってくれた、というのが若手の頃の松尾永遠でしたし、きっとそれは王者になっての松尾永遠も一緒なのでしょう。 気づいてみれば、ベルトの似合うチャンピオンになっていると思いますし、その一戦一戦の積み重ねが王者・松尾を育てているのです。 いきなり田村様を求めるのは酷。 松尾永遠には松尾永遠のチャンピオン・ロードがあるのです。 ドラゴン・スープレックスにて、平成18年組の頭を倒し、2度目の防衛を果たした王者が、王者として初めての自己主張を行いました。 5月5日・後楽園ホールでの防衛戦の相手に、NEO総大将・井上京子を指名。 松尾「京子さんが帰ってきたときに”NEOは変わったな”と思わせなければならない。    それには私がチャンピオンでいることが、一番京子さんに”変わった”と    思わせることが出来る」 その思いで京子不在のNEOを松尾が支えてきたのは、NEOファン誰もが認めるところでしょう。 一方の京子にも異存のあるはずがなく、5月5日のホールのメインは松尾vs京子の2冠戦で正式決定しています。 そして、ブログ更新をサボっている間(爆) 既に16日のキネマで京子復帰後初の松尾との絡みがタッグにて実現(松尾&勇気vs京子&松本)し、松尾が京子からフォール勝ちをスコアしています。 王者として京子の挑戦を受けることにより、松尾が今まで以上の急成長を遂げそうです。 井上京子の大きさというものを、改めて感じますね。

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