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まっちは今、自力での下校へ向けて訓練中である。「自力」でとは、バスなり電車なりの公共交通機関を使って一人で登下校する、ということなんだわ。高等部は原則自力登下校なので(もちろん、無理な生徒もいるから、大多数はスクールバスに乗ってる)まっちもいずれは、と思ってた。ただ、学校からうちへは、同じ区内ながらバス(あるいは電車)1本というわけにはいかず、バスを乗り継ぐか、バス→電車→バスという複雑なコースになる(車なら15分弱なんだけど)
まず最初は、スクールバスに先生が乗り込んで、まっちと一緒に歩いて帰ってくるのから始まって、次に先生はまっちの5m後をついて歩く。それで「大丈夫」となると、今度は路線バスに一緒に乗り込んで帰るのだ。まっちの場合は、電車に乗るコースよりも、バスを乗り継ぐコースの方がいいだろうということで、バスコースに。 先生が一緒にバスに乗ってる間は良かったんだけど・・・。実は今、まっちの様子が変なのだ。まっちは、とんでもない“甘えた”(ていうか一人だと不安が大きい)なので、先生が一緒にバスに乗ってくれなくなると途端に家での言動が不安定になってきた。質問攻撃は激しくなるし、休日になるとわがまま(に思える)炸裂!こっちは何も言ってないのに、自分で勝手に予定を組み(“イズミ○に行く”のがほとんどだけど)「行かないよ。」と言うと半パニック・・・。 今自閉症の青年のドラマをやってるけど、彼は、不安になるとツールド・フランスの歴代優勝者の名前を羅列していくけど、まっちの場合は何度も何度も同じことを質問する。似てるなあ。ドラマでは不安になっていく過程が分かりやすいけど、まっちの場合はとても分かりづらいのが困るのだ。まっちは、常に質問口調だから、一見いつもと変わりないように見えてしまうから。深く付き合ってる家族だからわかること、というか・・・。 まっちは、一人でバスになんか乗りたくないんだと思う。誰も頼る人がいないから、不安で不安で仕方がないんだと思う。誰かと一緒なら安心。心を緩めることができる。ただ、傍から見ると一人でしっかり動けるように見えてしまうから、2~3回一緒にバスに乗っただけで、後はまっちを一人でバスに乗せて先生はバスの後ろからバイクで付いて行くことになってしまったんだと思う。でも、これは早すぎた。もっともっと一緒にバスに乗って練習した方が良かったのだ。先生にも都合があるし、そう何回も一緒には乗ってられないとは思うけど、もう少し一緒に乗ってもらいたい。 こんなに不安なら、自力の練習なんか止めさそうかな、とも一瞬思うけど、まっちはもう17歳。いつも誰かと一緒でないと行動できないようでは困るのだ。大げさに言うと(大げさでもないかも・・・)一生自立なんかできないかもしれないのだ 最近、のび太と話すことといったら、まっちのグチばっかりである。ほ~んと、困ったもんだわあ。育て方間違ったかなあ。誰かまっちに自信をつける良い方法知りません? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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