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2006/09/25(月)07:50

自著『世界一わかりやすいWebマーケティングの本』未使用原稿1-「ドメイン」

自著(14)

『世界一わかりやすいWebマーケティングの本』で、 ページ数の関係で、 Webマーケティング視点から見た重要性の順序から、 使用しなかった原稿を紹介しています。 本書の目次については、以下をご覧ください。 http://relation-m.com/modules/wordpress/index.php?p=472 ■企業サイトのアイデンティティを確保する「ドメイン」 ドメインとは、インターネット上の住所 こだわりたいドメイン名  ドメイン(domain)とは、「インターネット上のどこにコンピューターがあるかを示すこと」です。よくいわれる説明に「ドメインはインターネット上の住所」ともいわれますが、住所と同じように場所を示すので、実際ドメインは二つとして同じものがありません。具体的には、「111.11.11.111」という「IPアドレス」と呼ばれる数字で識別しているのですが、それだとわかりづらいので、このIPアドレスを relation-m.com というように英数字でおきかえたものがドメインと呼ばれています。ちなみに、この数字のIPアドレスを英数字のIPアドレスに対応させることを「DNS」といいます。  そして、このドメインの最後の「com」が「トップレベルドメイン」です。「com」は国際的な商用ドメインです。「jp」が付いている場合は、日本という国を表しています。なお、「羽切.jp」のように、日本語名のドメインを取ることもできます。  トップレベルドメインは、国別のほかにもとても数が多いので、ここでは、ドメイン取得サイト「お名前.com」(http://www.onamae.com/)のドメインの種類ページから代表的なものを説明ごと抜粋してみます。 .jp・・・日本の新スタンダードドメイン .co.jp・・・国内に在住する法人が対象の日本のスタンダードドメイン(属性型JPドメイン) .tv・・・メディア事業などブロードバンドコンテンツに最適なドメイン .cn・・・中国進出に最適な商用・組織利用を想定した中国のスタンダードドメイン .us・・・ .com、.netに続いて米国を代表するスタンダードドメイン .cc・・・ 有名企業が多数取得しているいま注目のドメイン .bz・・・日本ではまだまだ珍しい「business」をアピールするのに最適なドメイン .vc・・・ベンチャー企業やインターネットビジネスの新たな情報発信ドメイン .tw・・・台湾進出に最適な商用・組織利用を想定した台湾のスタンダードドメイン .biz・・・商用向けドメイン。E-ビジネスに最適 .info・・・.comに続く新ドメイン。個人ページから企業の情報発信まで幅広い用途に! .name・・・名前を使ったドメインで注目度アップ! なお、ドメインは国際的および国ごとに管理されています。 ▼▼▼こだわりたいドメイン名  余談ですが、business.comというドメインは、過去、アメリカで数百万ドルで取引されたことがありました。ドメインは、そのつづりとか意味によっては、とても貴重なもの、価値のあるものとなり、高額で取引されることもあるのです。同じような企業名であれば、自社として取りたいドメインが他社で既に取られていることもあるので、争奪戦が繰り広げられることになります。  最近は、中小企業はもちろん、個人でもドメインを持っている人も多くなりました。それほど、ドメインは取りやすくなった、ということがいえるでしょう。大きな企業になると、将来的に使う可能性だけで商品ブランドごとのドメインなど多数のドメインを持っています。これはブランドサイトを展開するときに使うのです。  ドメインを取るときにいちばん注意したいのは、短くてわかりやすいことです。顧客にサイトにアクセスしてもらうときに、ドメインをブラウザに直接入力してもらうことがあるからです。ただ、企業の正式名称のつづりでアイデンティティを確保したい場合、多少長くてもよいと判断することもあります。  ドメインに関して、あまりよくない取り組み事例も紹介しておきます。ある企業グループの関連企業では、http://www.aaa.co.jp/groupkaisyamei/ というような長いドメインを使っていました。aaa.co.jpがグループ親企業名で、その下にgroupkaisyamei という自社企業名を入れているのです。そして、このドメインがそのまま名刺に乗っているのです。  サイト上で、親企業から、グループ企業にたどっていくのであれば問題ありませんが、営業マンが顧客に名刺を渡してサイトにアクセスしてもらおうとしても、顧客はとてもドメインを入力する気になりません。それほど長いからです。まちがえて何回も入力し直しが必要になりそうです。気の利いた方なら、検索エンジンで企業名で検索しますが、面倒くさがりの人ならあきらめてしまう人もいます。こういった長いドメインは、営業的な見地から見てなるべく避けたいのです。  あと「つづりまちがい」と思われるようなドメインも考え物です。例えば「インターリンク」という企業は多いので、「interlink.co.jp」は取ることはできません。そこで、安易に「intrlink.co.jp」というような「e」を抜かしたドメインにしてしまうと「つづりまちがい」と思われるのです。顧客から見ても、なんだかとてもむずかしくなってしまいます。この場合、ハイフォン(-)などを活用する、形容詞などをつけるのも一つの手です。例えば、「inter-link.co.jp」、ITに強ければ、「interlink-it.co.jp」ということです。どちらにせよ、顧客から見てわかりやすく、自社をきちんと表すドメインを取ることが大切です。 ▼▼▼取りたいドメインは、だれでもチェックできる  自分、自社で取りたいドメインが現在取れるかどうかは、「お名前.com」などドメイン取得サイトに行けば、ほとんどチェックする機能を提供しています。気軽にチェックしてみることができます。 ■ネット上でのご購入 ・楽天ブックス ********************************** 有限会社リレーションメイク 羽切 徳行

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