総本家 70年史 1973年
1973年にポリドールから発売されてミリオンセラーとなった3枚目のアルバム1枚目の 断絶 や2枚目の センチメンタル は和製フォーク というカテゴリーで紹介されることが多かったのですがこの3枚目は海外でレコーディングされた曲もあり外国人ミュージシャンも加わっておりジャズ ロック ラテン などの要素も加わりだいぶ派手になった印象がありましたまだ再生装置も普及しておらずレコードの価格も高かったことを考えるとアルバムのミリオンというのは快挙でしたあえてベストトラックを選ぶとすればA面のラストに収録されていた 自己嫌悪 という曲♩歌えぬ男はおびえるばかり 明日の仕事は南か北か ここまでおいでと誰かの声が どこまで行くのか貧しい足で 松岡直哉のピアノが独特の雰囲気を出しています自己嫌悪(井上陽水) 1973年 | 世界の変態 汗散る佳林 自己嫌悪 涙のシーズン 孤独のいいわけ比較して語られることの多いよしだたくろう はCBSソニーから 伽草子 というアルバムを出しています蒼い夏 (吉田拓郎) | 坂道を転がる豚に艦砲射撃@雅没徒総本家01それまでTVにはほとんど出なかったフォーク系の人たちが出演して存在を知られるようになりオリコンチャートはさまざまなジャンルの曲が登場しましたチャート50年史 1973年 | 昇龍圏からの核融合@雅没徒最終本家02若い女性アイドルもこの頃からたくさん登場するようになりました元GSメンバーがソロで活動することも多くなりました元 タイガース の 沢田研二 がソロになって出した曲で人気もあり そこそこ売れていたのでおそらくレコード大賞を取るだろうと思っていたのですが番組の最初に 大衆賞 として呼ばれましたこれには本人もTVを見ていた人たちも絶句レコード大賞は歌唱賞の中から選ばれるのが通例でしたからそうなるとたいして売れていない 夜空(五木ひろし) か楽曲が斬新で勢いのあった ちぎれた愛(西城秀樹)ということになるのですがちぎれた愛 は あの曲では取れん との評判結局オバさんたちにしか支持されてなかった五木ひろしが受賞しましたこの年深夜放送のCMでよく流れていたのがウィスキーの小瓶(みなみらんぼう) 1973年 : 殺人組曲第44番ホ長調★人生どこまでもフェルマータ