motif de M ～makimaki’s SARUMIMI-DIARY～

オババちゃんが帰ってしまって、我が家にもいつもと同じ毎日が帰ってきた。
が、hanahanaはすっかり歩くことに夢中になっていて、目が離せなくなってしまった。
気がつくとソファの上に立っていたり、玄関の方へぽてぽて歩いていって
自分の靴を散らかしまくっている。ついでにベランダの窓の鍵をかけることを覚えてしまったので
外に締め出される日も近そうである。勘弁してくれ…。
マンションのベランダで半べそで手を振って助けを求めているmakimakiを見つけた方は
どうぞ下で受け止めてやってください。なんてな。

オババちゃんが来た次の日から1泊2日で花巻温泉へ行ったのだが、
1日目は宮沢賢治記念館と、宮沢賢治童話村に寄ってきた。
記念館の方では作品にまつわる原稿や資料はもちろん、信仰や研究に関するものも多く展示されていた。
宮沢賢治の名は教科書でもおなじみで、皆ひとつくらいはお話しを知っているんじゃなかろうか。
私もタイトルだけならたくさん挙げられる（中身は…読んでいないものもあるんで…）。
展示を見ているうちにあれもそうだった、これもそうだった、と夫くんやオババちゃんと頷きあっていた。
hanahanaは展示してあった鉱物（賢治は科学者でもあったので鉱物を愛し、研究していた）が
えらくお気に入りだったようだ。
その後、同じ敷地内にある『注文の多い料理店』でおなじみの「山猫軒」でお茶を飲むことに。
入り口を入ると「山猫は今日は留守ですので安心してどうぞ」と書いてあった。
いやー、良かった良かった。これなら安心だ。
hanahanaはそこで夫くんが食べていたお餅のセットについていた粒あんを少しもらったのだが
これまためちゃめちゃ美味しかったようで、夫くんに「もっとちょうだい」と要求していた。
チョコレートはあんまりお好きじゃないようなんだが、あんこは好きなのね。
山猫にもちょっと会ってみたかったなーと思いつつ、童話村のほうへ。
ここは「賢治の学校」と「賢治の教室」という施設がある自然公園のようなところ。
「賢治の学校」はすごかった。賢治の童話の世界を5つの空間で表現しているんだが、
特に最初の部屋「ファンタジックホール｣には圧倒された。
1本の木のイラストが描かれている他は真っ白なのだ！
賢治の椅子と呼ばれるすべて形の違ういすがあって、そこに腰掛けると
何だか不思議な世界に来たような気分になる。時間を忘れて座りつづけてしまった。
他の部屋も負けず劣らずのすごさで、特に「大地の部屋」は布製の大きな昆虫達が出迎えてくれて、
まるで自分が小さな無視になったような気分になる。
hanahanaがもう少し大きくなったら大喜びしそうだ。
「賢治の教室｣では賢治の童話に登場する植物や動物などについて学ぶことができる。
各界のアーティストが童話をモチーフに作成した作品（これがまた個性的）も
一緒に展示されているので、大人も子供も楽しめる施設だった。
実は記念館も童話村もそれほど期待はしていなかったのだが、いやいや、随分楽しませてもらった。
宮沢賢治のイーハトーブの世界を満喫した後は、花巻温泉へ。
美味しい料理もいただいて、hanahanaは初露天風呂も満喫し、
あっという間に1日目は終了。
2日目はこの旅館でお昼まで食べられることになっているので
（なんと、1泊3食つきのプランなのだ）
のんびり出発して「東北ニュージーランド村」に寄っていくのだ！
その話はまた明日…。

なーんて呑気に書いているが、実は大変なことになっている私…。
なんと昨日（これを書いているのは23日なので22日のことね）から
親知らず付近の歯茎が腫れている。
夜hanahanaと楽しいお風呂タイムを過ごして、寝かせている最中にどんどん痛みがエスカレート。
それでも夫くんが帰宅したのでご飯を一緒に食べ出したが一向に進まない。
そのうちさらにエスカレートした痛みは、大嫌いな貧乏ゆすりまでも引き起こすほどのパワー。
歯ブラシでマッサージしてみてもダメ（やり方が甘いという話も）。
さっき、薬局で歯茎の痛み用の鎮痛剤と塗り薬を買ってきて試してみたら、ちょっと落ち着いた。
でも痛いぜ～。明日は書けるのか？？？