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昨日おとといで、私中古マンションの、オープンハウスをしておりました。 結果は・・・、 沈没。(泣) まあこんなもんでしょうか。 売れませんねえ。 で、昨日終了15分くらい前に、オバサン(ご婦人ではありません、あくまでもオバサンです。)が、一人やって来ました。 この人、しきりと部屋に、ケチをつけまくります。 「一部屋が狭い。これじゃあ部屋じゃなくて物置でしょう。」とか、 「天井が低い。2mもないんじゃない。」とか、 掃除している流し台、・レンジなのに、 「もともときれいに使ってないから、掃除してもこの程度にしかならないのよねえ。掃除嫌いな奥さんだったのね。」などなど。 昔の私ならこんな客は、即お帰り願うところですが、最近は 悟りの境地 に近づいてきたのでしょうね。 「ふんふん、気に入らない。ホウホウ、そこがいまいちね。」って感じで、胸の中でつぶやいて、オバサンのケチを聞いとりました。(人間が練れてきてます。) それでこのオバサン、ケチをつけまくるのですが、帰ろうとしないんです。 時々、この手の人間が居ますね。 気に入って内心欲しいと思っているのに、文句ばかり言う。 値切りのコツは、ケチをつける事。だと勘違いしている人。 ははあ~、こりゃ、買う気があるな、本当は気に入ってんだな、と私思いました。 ところが、それからもこのオバサン、ケチをつけまくって、文句をやめようとしないんですね。 「なんなの、この人?」 と、私が思い始めた頃、フスマを開け閉めしたり、ドアの建て付け確かめたりしているオバサンのしぐさに、私の記憶がよみがえってきました。 そうこのオバサン、5年以上前に北九州の業者間(といっても、ごく一部の地域)で有名だった、見学マニアのオバサンなのです。 そうあれは、5~6年ほど昔の事になるでしょうか。 知り合いの業者、何人かで話していた時のことです。 「昨日ひどいオバサンに引っかかって、気分悪くて一日仕事にならなかったよ。」 「案内してくれって言うから見せたら、まあ悪口ばっかり。頭にきたからここから帰れって、案内した団地に落として、そのまま帰ってきてやった。」(注・これはあくまでも一部の業者のした事です(^_^;) 「そのオバサン、こうこうこんな感じの人じゃなかった?」 そうです、一週間ほど前に私もそのオバサンを、別の物件に案内していたのです。 「あれ?知ってるの。そうそう、そのオバサンに違いない。」 ここで同席していた、他の業者も、 「エ~そのオバサン、あんたたちのところにも来たの?実はうちにも(以下略)」 見学マニアっていうのはよく居るけど、3人居て3人とも知っているのは珍しい、きっと他の業者の所にも行っているに違いない。聞いてみようと電話してみました。 驚きましたねえ。ゾクゾクとオバサンに関する情報が集まりだしました。 いわく、 A不動産の新人Bは、人が良いので5件も案内させられ、ほぼ一日つぶされたうえ、家の近くまで送らされたらしい。(結局、家は教えてもらえず。) B不動産のCは、「こんな家を、こんな値段で売ってたんじゃ、いつまでたっても売れないよ。」と現地で30分近く、家の見方、不動産についてなど、オバサンからレクチャーを受けたらしい。 などなどなど。 建付けなんかを確かめているおばさんの顔や、しぐさを見て、あの時の記憶がよみがえってきました。 そこで私がどうしたか? あっちこっち見ているおばさんをほっといて、部屋の片付けを始めました。(^_^;) だって、オープンハウス終了時間だからね。(^_^;) (全然、悟りの境地じゃないか・・・。) なにはともあれ、業者仲間に早速知らせないといけません。 オ~イみんな あのオバサンが、戻ってきたぞ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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