社会復帰への夢
ミッキーマウスの木日々身体の運動機能が低下する私たちALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の胸の中に常に持ち続けている社会復帰への夢それは限りない病気克服への闘いでもあるしかし現実は非常に厳しく寒波は否応にも容赦なく押し寄せてくるALSの治療法が確立された ALSの原因が解明された確かな朗報は程遠いのであるだから病気が治るぞという実感が薄れて毎日がその日暮らしになりがちで何のために生きているんだろうという疑問さえ生じてくるしかし絶望の中では開き直りのつまらない人生しかないだからこの世に生まれた尊い生命のある限り絶対不治と言いきれない希望がある限りしたたかな闘志をもって頑張ってみようとしているんですよ