15年間を振り返って[忘れ得ぬ友]
草連玉(くされだま)[別名]硫黄草の花15年間を振り返って[忘れ得ぬ友]2001年(平成13年)4月 H病院のNさんの病室にてNさんmakiboが宮崎県で初めて逢った同病の友1994年9月 H病院に長期療養していたNさんにお会いしました「Nさん、こんにちはmakiboと申します」Nさんは言語障害3級でした「初めましてNと申します」聞き取れにくい言葉でした再度聞き返すことは失礼と思い「今度みやざきにALSの患者会を設立しようと思うんですよ」「宜しくお願いしますねわぁなんか夢みたいですね」「それでNさんにも是非ご協力をして頂きたいと思い伺った次第なんですよ」「でも 私には何の協力も出来ませんよだって入院していますからね」「いゃぁ協力して欲しいことは宮崎県支部の副支部長になって欲しいんですよ」「でも 子供たちがなんて言うか聞いてみないことには即答は出来ませんね」「はい また伺いますから その時にでもお返事いただければ嬉しいです」不自由な会話は1時間以上も続きました それ以降 支部設立時に娘さんとお越しになり副支部長として3年間 私の右腕となって 色んなアドバイスをいただきましたNさんは2000年(平成12年)3月に呼吸困難になって 気管切開(咽に穴を開ける手術)をするか しないか 最後の最後まで悩み続けていましたある日 病棟の婦長さんからがあり makiboさんに相談したいとの事私は妻の職場にして「Nさんが相談があるらしい すぐに帰ってきて」午後3時過ぎ H病院に到着 すぐにNさんの病室に伺いました「makiboさん 私はもう満足なんです これ以上 娘や息子に迷惑を掛けたくないんですよ」私はその前にT市の娘さんの心境を伺っていました 「あのね Nさん・・・・・・」2000年7月 Nさんは気管切開をされ その年の12月に人工呼吸器を装着されましたそして 2006年8月16日 午前6時28分 Nさんは眠るように昇天されました1984年~2006年 闘病生活22年間 Nさん 本当によく頑張りましたねmakiboにとって 貴女は生涯忘れ得ぬ友達となりましたありがとうございました今日の思い出の曲は小田和正さんの「たしかなこと」です