ひとりごと
青葛(あおかずら)の花身体の機能を失って不自由さにいらづく毎日だったけれど言葉に表せない心の財産を築きました衰えていく体と裏腹に研ぎ澄まされていく精神の透徹未知の世界がぐっと近くにみえて又現世のよさを認識することができました病んでいるからこそ身体が不自由だからこそ垣間みる心の輝きと大きな恵みを戴いているんですALSという難病と背中合わせに今日を生きる私たち日々病状の進行を嘆きつつそれでも一つ一つを受け入れていのちを燃やすことに生き甲斐を見い出そうとしている私たちなのですわかってください社会の一員としてハンディをバネにピンチをチャンスにマイナスをプラスに自らの身体を理解し自己の存在を再認識するために夢に向かって生かされている私たちをさわやかな朝もやわらかい陽ざしの中で苦しいことが多いほど喜びも大きくなるよね と言葉にならぬ眼と口で君にささやいたひとりごと今日の思い出の曲は岸田智史さんのきみの朝です