昨日、障害者(当事者)エンパワメントシンポジウムが宮崎市で開催された。県知事選と重なり、さらに雨と重なり
来場者を心配したけど約100名のさまざまなハンディキャップを負った人や一般の方が参加をされました
今回のシンポジウムには、日本ALS協会 会長の橋本操さんと娘さん、茨城県支部事務局長の海野幸太郎さん3名による基調講演が成され、みさおさんパワーを宮崎県の障害者に与えて頂きました
人工呼吸器を装着され大変な闘病生活を送られている操さんの講演には笑いあり、時にはジョークを交えたとても参考になるお話で、会場からは重いハンディキャップを負っている皆さんから質問が相次いで出され、有意義な講演となりました。
makiboが宮崎県支部を設立して今年で13年目になります。makiboは難病患者です。今回のシンポジウムには難病患者だけでなく様々なハンディを負った障害者の方も参加をする初めての試みでした。基調講演の後に行なわれたシンポジウムでは、沖縄県のOさん(先天性てんかん症)、カンボジアから日本に福祉の勉強に来られているJさん(ポリオ)、精神障害者のNさん、筋ジストロフィーのIさん、それにALS患者のmakiboがシンポジストとなり、各々の障害の説明、日常生活の過ごし方、これからの福祉のあり方、障害者自立支援法に対する個々の思い、そしてこれからの夢
などを語り、それに日本ALS協会の橋本操会長から助言を頂くという形式で行ないました。
makiboの夢であった障害者と難病患者が一緒になって
『これからの日本の福祉を考えて行く』そのことが13年係ってようやく実現へと漕ぎ着けたのも、すべて一人ひとりの重いハンディにもめげずに
『明日に夢を託す』障害者自立応援センターYAH!DOみやざきの永山さん(脳性マヒ)をはじめスタッフ(障害者)の絶大なる支援があったから出来たのです
これからの日本の福祉を難病、障害を問わずに
『共に闘い、歩んで行こう』と、ほんの小さな力ではありますが、これを軸として
『小さな輪を大きな輪』にしていかなければならないと、心に固く誓うmakiboでした。
「あなたがたはなぜ、すぐ側で孤独に苦しみ、愛に飢えている人を救おうとしないのですか。人間にとって本当の貧しさは、社会に見捨てられ、自分は誰からも必要とされないと感じることです。心が寂しい人は、あなたの家庭の中にいるかもしれません。
貧しい人を見つけて下さい。見つけることは知ることであり、知ることは愛することです。そして貧しい人のために何かをすることが、神を愛することなのです。・・・・・・」 -マザー・テレサの言葉より-